どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

聲の形

映画『聲の形』見てきました。

 

 

もともと原作を途中まで読んでたんだけど

どこかで一回読み忘れててわからなくなって止めてたんだど

こうして映画にしてくれると助かる。

 

以下感想。

 

人間の内面の描き方がとてもリアルだった。

そこから見えてくるのは、人間は大人も子供も

男子も女子も、友人もその他大勢も

みんなずっと不安定な生き物なんだなっていうこと。

 

それがこの映画のメッセージのように思えた。

 

登場人物はみんな、完璧なやつは誰一人いない。

みんなに被があって、それらを完全に昇華できないまま終わる。

普通作品っていうのは作者の正解を1つ作って

それに向かって主人公が頑張るような作りが多いと思うんだけど

この作品は違った。

 

正解はたくさんあって、でもそれこそが人間で

自分なりの正解を見つけて生きていくんです、という感じ。

 

すばらしい映画だった。

あと映画館ならではの視覚効果を使った演出が驚いたので

見ようか悩んでる人は、レンタルではなくてぜひ映画館で。