どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

最近気になってる作品あれこれ

アマプラにMIU404が来てると教えてもらったので最近少しずつ見てます。野木亜紀子さんの脚本はほんと見ていて気持ちいいですね。安定感と安心感がすごい。

あまりに信頼しきってるので、1話のラスト、懐に手を入れて拳銃を出すであろうシーンを見たときなんか「あぁ…野木さんだったらここでおもちゃのスティックを出すんだろうなあ」って思ってみてましたもんね。う~ん、演出がいちいちオシャレ!

あとはご飯時に嫁とオッドタクシーを1話ずつ見てるんですけど、毎話見る度に嫁が「これかわいい絵でやってるだけで、内容めっちゃ暗いよね」って言ってます。ほんとそれ。でもこの動物の絵だから許されてる演出もたくさんあるだろうなって思うんですよね。

たとえばキャラ同士の何気ない掛け合いも、コミカルな見た目だからその程度の会話で違和感なく済んでたり、拳銃を公園に埋めてるシーンとか、実写でやるとそんなとこ埋めなくない?って違和感が出たり。でも動物がやってるってだけで違和感が軽減されてる気がします。あとは演じてるのが人間じゃないからこそ、想像力を掻き立てる効果もあるなって思います。例えるならドット絵のRPGみたいな感じ。見た目って大事ですね。

昨夜、嫁が読んだらしい漫画「怪獣8号」の感想を聞くと「次にくるマンガ大賞だなあ」って思ったっていうから、あらすじをざっくり聞いてみたところ、私も「次にくるマンガ大賞だなあ」って思いました。「面白そう!」よりも先に「うまいなあ」っていうのが先に来る感じ。最近はこういうのが流行りなんでしょうね。

ドラゴンボールのような行き当りばったりではなく、ワンピースのようにいつ終わるんだかわからない長い話でもなく「鬼滅」のように描きたい話が明確で、伝えたいことだけを伝えてサクッと終わる、パッケージ化されたような話っていう意味です。例えるなら、先に話したドラマのシナリオであったり、ゲームのシナリオみたいだなって思うんですよね。描き始める前からもう全てを決めきってから描き始めているような感覚。週刊連載でそれができるようになったのって、なんでなんでしょうね。