どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

ワンピース

皆さんはワンピースと聞いて何を思い浮かべますかね。

 

服、アニメ、服検索したいのにアニメが邪魔するワード…今回は、アニメ詳しくない人がつかうアニメ好きっていうときの代名詞としてのワンピースについて着目したいとおもいます。

 

初対面の人と趣味の話をしたときに、オタクたちが高確率でエンカウントするというイベント。

 

「アニメが好きです。

「あ~アニメね!見てますよ、ワンピースが好きです。

(あっ…)

 

この手の流れはもはや様式美と化してる気がしますね。

 

でもこれって、ワンピースという作品を相当下にみた考え方にみえるし、事実私もまったく興味がなくて、眼中にありませんでした。それこそワンピース?ああ、仲間だ絆だと有体のワードを並べて泣かせようとしてくるやつね。くらいの解釈でしかありませんでした。別にそれ自体は間違ってないんですけど、アマプラで見返してて思ったんですよ。

 

あれ、普通におもろいよね?これって。

 

ちょーっと前に、Twitterドラゴンボールをディスったようなツイートがバズってたのを見かけました。内容は詳しく覚えてませんけど、ドラゴンボールを読んだことない若手が、ワンピースとかに比べてドラゴンボールってそんな面白いの?って読んだ結果べつにそうでもなかったって話だったと思います。

 

あれを読んだときも感じたことですが、そもそもベクトルが違うんですよね。同じなのはジャンプで連載してるってことくらいでしょ?

 

あのときはワンピースに興味がないもんだからドラゴンボールの肩を持ってたんですが、今回ワンピースを見返すことで平等な立場で考えられました。

 

例えるなら、ドラゴンボールはマリオでワンピースはFFXなんですよ。

 

どちらも世界的ヒットを生んだけどそもそもベクトルが違うってのはこういうことです。ドラゴンボールのすごいところは鳥嶋との連携による多くの当たり前を生み出したことと鳥山の圧倒的作画力、そして行き当たりばったりなのに常にワクワクするところ。一方でワンピースはおそらくはじめから大方の構想が出来上がっててそれをなぞってる印象。

 

どちらも別の方向性だけどすごいことには違いない。ワンピースのエピソード一つひとつとか、今見ると普通に勉強になります。なるほどなあってなる。行き当たりばったりじゃないのでしっかり作り込まれてます。こうしてみると、ほんと昔の自分は、見てるようで何も見てなかったんだなあって思う次第です。

 

とある考察班によると、ワンピースの正体は隠された歴史、時間のことだとか。自由と支配をテーマにした作品だそうで、たしかにいろんな伏線だらけだし、こういう設定って聞いてるだけでワクワクしますよね。

 

アマプラじゃ全部見ることができませんけど、いずれ見れるといいなあ。