どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

エヴァとゼノギアスとプラウィズと

今更エヴァンゲリオンについて調べてみました。

 

ゼノギアスとか散々調べてたはずなのに、エヴァについてはまるで調べてなかったんですよね。なんででしょう?

 

エヴァは難しいものといった固定観念から調べることが億劫になっていたのかなって思ったんですが、たぶん違う。難解という意味ではゼノギアスの方はおそらく上です。それでも億劫になっていたのは、エヴァは派生が多くてまとまりがないからでしょう。アニメ版はこう、漫画版はこれ、劇場版だとこれが正解って言われたら調べる気も失せるってもんです。私がマルチエンドが嫌いな理由と近いですね。ひとつの物語(設定)で勝負しろよって言いたくなるあれです。

 

以上の理由でエヴァを調べようとも思わなかった私ですが、今回はじめて設定をまじめに調べてみたわけです。エヴァってそんな話だったんかーーーってなってなかなか楽しい時間でした。

 

どうしてもある程度理解しているゼノギアスと比べて見てしまうんですが、エヴァで気になるのは「風呂敷をたためていないこと」でしょう。ゼノギアスが評価されている理由のひとつが「風呂敷をたたみきったこと」なわけです。エヴァの場合は散らかしっぱなしといった印象。でもこれって、ドラクエみたいなもんなんですよね。想像の余地を残してあるともとれる。ゼノギアスはFF寄りで、設定は細かいけどほぼすべてに正解が用意してあるので想像もくそもないってイメージです。ただ設定が細かすぎるので深部まで調べようというプレイヤーも少なく、結果として余地があるように見えるって話です。ドラクエはどうせ堀井さんも正解を考えてない設定が山のようにあって、想像の余地があることが魅力の一つとされています。今回調べてみて、エヴァも似たようなもんなのかなって印象でした。

 

エヴァドラクエで違うとすれば、エヴァのほうは中途半端に詳しい設定をつけちゃったもんだから、え?そこは考えてるのに、ここには答え作ってないの?実は風呂敷たためなかっただけじゃない?って思われちゃうところかなって。ドラクエはもう単純明快な設定の上に想像の余地があるのでそんな疑問もでてきません。と、ここまで言っておいてあれですが、ドラクエだとジャンル的に場違いなので、せっかく先日紹介したプラネットウィズにしておきましょうか。あれは相当単純化されたゼノギアスだって言ったと思いますが、わかりやすく説明してるからあながち間違ってないと思います。

 

プラネットウィズを見て、小難しい設定って大事なんだなって思わされたんですよ。これまで私は、自分が物語を考えるときは、私同様チンパンにもわかるシナリオにしようって決めてたんですが、いざその正解ともいえるプラネットウィズを見たときに、物足りなさを感じたんです。たった12話に収めたからというのも大きな要因でしょうけど、それを差し置いても、物語もそうですし、世界観としてもそう。すっごく設定が分かりやすいがゆえに、世界が薄味に見えてしまうって、そんなのありかよって気分でした。難しい説明は大嫌いなのに、それがないと世界観に深みを感じられないなんて、なんというジレンマ。

 

わかりやすく例えるとこうです。

「水」という設定で考えてみましょう。

 

プラネットウィズ

→水という名の液体。うまい。

 

エヴァ

→水とは原子番号1番(水素)と原子番号8番(酸素)が融合してできた存在。化学ではH2Oと表記される。

 

ゼノギアス

エヴァの設定に加えて、原子は原子核と電子から成り、原子核を構成する陽子と中性子という粒子に分けるられる。すべての物質は陽子と中性子の組み合わせが異なることで作られている。

 

と、こんな具合な印象でした。ちなみに現実世界はといえば、そこからさらに研究が進んで、陽子と中性子も3つのクォークという素粒子からできているなんて、日々新たな真実が明らかになっていくわけです。この現実世界はとんだ中二病の塊のような世界ですね。おまけにわかってないだけできっと風呂敷がたたまれているんだからタチが悪い。

 

いやあ、ほんとはエヴァについて調べたので、エヴァってこんな話だったんだって!知ってた?って記事にしようと思ったのに、まったく違う話になっちゃいました。長くなったのでエヴァの話はまた今度。