世の中クソみたいな人間も大勢いる中で、人の優しさに触れることもありますよね。
しかし、得てしてネガティブな要素っていうのは、それひとつで膨大なエネルギーをもってるものです。100の褒め言葉の中に、1つクレームが混ざっていれば、そればかりが気になってしまうというあれと同じです。
これがもし100のクレームの中に、ひとつ褒め言葉が混ざっていたらどうでしょうか。おそらく、その1つの褒め言葉にすがろうとすると思うんですよね。なんたって寄る辺がそこにしかないのだから。クレームを真摯に受け止めて改善しようなんて優等生はこのさい放っておきます。
では、100のクレームの中に、褒め言葉が10混ざっていたとしたら?
たぶん、90人がおかしい!って言い始めるか、もっと褒め言葉がほしい!とねだるようになるでしょう。
ここまでくるとあれですね、一見被害者だと思えていた側も、立派に闇が存在している感じがあります。結局人はいつでも闇と隣合わせで、どうしようもない生き物なんだなって思うんですけど今回話したかったのはそんなことじゃないです。何もプランなく書き始めるせいで、まとまりのない記事になるのは今に始まったことではないんですけど、今回は人の優しさに触れた話をしたかったんです。ここまでの前置きのせいでまるで説得力ないですね。
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嫁がでかけてるときに、車を停車中に後ろからぶつけられた事件があったんですけど、修理担当になった車屋がすごく真面目な対応してくれたようで、進捗があるたびに「1歩前進ですね!」って声かけてくれたり、いい人だなあって思ったらしいです。あとは夜に寄ったファミレスでの店員がめちゃくちゃ感じの良い人で、チップあげたくなっちゃうレベルで最初から最後まで二人でべた褒めしてました。家を立てるときにあれだけいざこざがあったお隣さんが親切に集金活動を手伝ってくれたり、気がつけばうちの左手にカーブミラーが設置されてて車が出しやすくなってたり。
ほんといろんな世界の優しさを感じてたんですね。
何が言いたいかって言えば、ゼノギアスのエリィじゃないですけど、持てるもののゆとりとして、おごりとして、偽善でもいいからそういうものを世界にお返ししていこうねって話です。そうして少しでも、光りに包まれた世界にしていけたら、いいですよね。