どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

忘れられた苦労

こんな面倒くさいこと以前の私はやってたの?馬鹿なの?

風景画を試しに描いてみようと、夙川の絵を描き始めたんですが、線画の面倒くささにビビってるナナブルクですこんにちは。前も言った記憶があるんですけど、私って当時どれだけ苦労してても、その苦労を覚えてないんですよね。当時のブログを見返すと、苦しんでるなあってのはわかるんですが、今実感としてそれがないんです。ものすごく難産だったはずなのに、完成したものしか覚えてない。そのせいで、今みたいにわりと絶望することもしばしば。

あれ?こんなにめんどくさいの?こんな面倒くさいこと以前の私はやってたの?馬鹿なの?ってなる。実際なってる。もうね、どこから手を付けていいかわからんのです。でもその解決法とかもブログに描いてあるし、そこは記憶に残ってるので、やりようはあるんですけど、単純に面倒くさい。風景描いてる人って基本面倒くさいしか言ってない気がする。

そう、面倒くさいんですよ。楽しさなんてほとんどない。記憶によればハイライトいれてるときくらいしか楽しくない。人物でいえば、私は肌を塗るときが一番楽しいですが、それ以外が苦行なのと同じです。同じですが背景はその物量が人物の比じゃないので更に面倒くさいんですよね。これを10枚も描いたとか、昔の私の熱量やべえな・・・そりゃ八ヶ月かかるよ・・・。

RPGのラスボスに感情はいらない説

思考が見えちゃうと、スケールが小さく感じてしまう

みなさんはDQとFFのラスボスで誰が一番好きかと聞かれたら、誰って答えますか?っていうお話なんですが、世間では大多数が「DQゾーマ」で「FFはセフィロス」になると思うんですよ。そしてこの議題について、先日ウメさんがラジオで語ってまして・・・そこで、さすがの答えと着眼点に驚かされたってのが、本日のお話です(この話題は14:15から)。

www.mildom.com

結論からいうと、ウメさんはDQが「シドー」でFFが「くらやみのくも」らしいんです。もうすでにやばい。ウメさんいわく「RPGのラスボスに感情移入とかいらない」って思ってるそうです。ラスボスの思考が見えちゃうと、スケールが小さく感じてしまうのだそう。たしかに、みんな必死に壮大な野望について、大層な文言を並べてベラベラ喋るけど、それって逆にスケールが小さく見えるぞって話です。うわあ・・・考えたことなかったなあ・・・って。

あの「血も涙もない感じ」がドラクエのなかでは珍しい

ウメさん曰く、シドーは存在がラスボスと思われてたやつ(ハーゴン)を倒して始めて存在がわかる。あの「血も涙もない感じ」がドラクエのなかでは珍しいと思うって話てるんですけど、ほんとにそうですよね。他のナンバリングは、いくら破壊神とか大魔王とかいわれたところで、みんなベラベラ喋るんですよ。シドーは会話なんて一切ない。ここがたぶん大事。もう絶望しか目の前にない感じ。実際めちゃくちゃ強いですし。おまけにちゃんと裏にはハーゴンが自らを生贄にして召喚した破壊神なんですよ。もうやばいですよね。なんてものを呼び出してくれたんだと。

あと個人的にですが、シド―は登場の仕方が最高に好きです。よく考えると、登場シーンでいったらドラクエの中で一番好きかもしれない。あの、ハーゴン倒したあとの「あれ?終わった・・・?BGMダンジョンのままですけど?ついでに動けますけど・・・?」っていう空気の中から、いきなりあたりが問答無用で破壊されていく感じが最高にかっこいい(というかこの動画、タイトル最速ターン動画で、レベルもみんなMAXなのに、シドーのこの強さやべえな・・・FC版は言わずもがなですが、SFC版もやばい強いんですよね・・・)。

youtu.be

くらやみのくもは正直FF3を知らないのでわかんないですが(たぶんFF3ですよね?)話を聞く限り似たような理由っぽいです。なんかわからんけど、こいつを倒さないと世界がやばいって感じさせるラスボスなのだそう。この理解できないヤバい対象ってのがウメさんのなかで共通してる認識なんです。

恐怖より先に「誰やねんおまえ」っていう気持ちになる

これ、さらに重要なのは、別にただの空気なラスボスのことを指しているわけではないこと。空気なラスボスならいくらでもいますよね。DQでいえば代表的なミルドラースさんだし、FF9ペプシマンだし。でも、やつらは別にヤバい感はないんです。恐怖より先に「誰やねんおまえ」っていう気持ちになる。この空気王たちって、どちらもベラベラ喋るんですよね。空気なら、ちゃんと空気に徹してほしい。出会うまでに設定を描ききれてないなら、最低限、喋っちゃいかんのです。

今やあらゆるラスボスが出尽くしてしまい、それでもクリエーターは敵側にも感情移入させようといろんな設定を考え続けてる中、ウメさんのこの思考回路はもう衝撃的でした。私がただのウメキッズだからか知らないですが、ひたすらに感心してました。確かに本当の恐怖って理解しがたい、名状しがたいもののはずですよね。いやあ・・・イナナキアのラスボス・・・めちゃくちゃ喋りそうだなあ・・・。

 

怒涛の展開

9月になりました。いつもの私なら、せいぜい同人誌とゲーム制作の2つくらいしかやってませんでしたが、今年は何かと忙しくしております。

なんだか早くも今年の振り返りみたいになってしまいますが、今年は「背景の仕事」に始まり、6~7月は忍屋制作がめちゃくちゃ進み、翌月には「にじさんじ」のお話をいただいて、それが落ち着いたから「CoCTRPGのシナリオ」作って、それも一段落ついたかと思えば今度は9年半ぶりの「ハルヒの新作発表」があり、放心状態になってたら翌日の9月1日にハルヒウェブオンリー開催が決定ですよ。何この怒涛の展開。

ゲーム制作は、やっぱり作らない時間ができてしまうとよくないですね。ただ、そうすることでしか見えてこない事が沢山あるのも事実なので、今はちょうどいいインターバルがとれたんじゃないかと思ってます。そろそろ追加で雑魚を配置してアイテムとらずにエンディングまでデバッグしてみようかなあ。あと、おそらく今年中の完成は難しい・・・でもちゃんと進んでるから!ほんとに!信用度皆無だろうけど!

CoCTRPGは、みんなの都合があえば9月のどこかで初KPでやってみようと思います。シナリオ原案の姉も気にしてるみたいだったので、早く感想をいってあげたいところですが、みんな多忙なので時間がとれるかどうかは謎です。

9年半ぶりのこのビッグウェーブに乗らないわけにはいかないので

ハルヒのウェブオンリーが12月開催なので、仮に今から風景本作るとしたら圧倒的に時間がたりません。死にものぐるいで描いたとして、ギリギリ間に合うかどうかといったところ。ちなみに前作が8ヶ月かかってます。今回は3ヶ月しかありません。ただ、一週間に1枚のペースで描くことができれば、11月中には10枚は完成するはずなんです。なんですが、上記のいろんなことが重なってるので、正直かなり厳しそうです。厳しそうなんですが、9年半ぶりのこのビッグウェーブに乗らないわけにはいかないので、ちょっと本腰入れてやってみようかなと思います。この腱鞘炎でボロボロの腕がね、もってくれるかどうかが、一番心配ですが・・・。