嫁の誕生日でした。
私はどうやら、この歳になってもサプライズが好きなようで、無職もといフリーランスになってから最初の誕生日なので、プレゼントなんか無いよって話をしてたものの、いざ当日が近づいてくると、高いものでなくとも何かしらあったほうがいいだろうなあってことで、電車に乗ってはるばるプレゼントを買いに炎天下の中、出かけたのでした。
この日は合計で三度外出したんですよね。
朝10時に出発し、晩ごはんの買い出しで一回目。
続いてちょっと遠くのケーキ屋で歩いていくので二回目。
そして最後に電車に乗ってプレゼントを買いに三回目です。
プレゼントは、散々吟味した結果、嫁の好きな「おばけミッフィーのTシャツ」にしました。寝間着にでもしてくれたら嬉しいですね。
あと久々に花束も買ってみようかなって衝動にかられて花屋さんへ。
するとそこの店員のおばちゃんが、やたらと棘のある言い回しをする人で、夜にプレゼントするなら、生ものですから、できるだけ遅い時間に取りに来てもらったほうがきれいな状態でお渡し出来ますっていうのを、強制力強めに言ってくるんですね。
「お客様がそういうなら私どもとしては仕方ありませんけど?」みたいな感じなんですよ。
そうは言われても、こちとら電車ではるばるきとるんじゃい!っていうのと、そもそも数時間たったくらいじゃ、花はしおれんやろ!っていうのも前回の経験でわかっていたんですが、花屋側からしてみれば、最善を尽くそうという姿勢が、圧となって私にのしかかってきたわけです。こんな接客する人もいるんだなあって思いながら、まあ花婚式のときも大丈夫だったし、いけるだろうってことで結局買うことに。
昼を食べてからできるかぎり引き伸ばして14時に取りにいったら、そこから10分ほどで作ってくれました。そして渡してもらう際に「水分を大目に含ませておいたので、帰ったら涼しいところに立てかけるようにして置いておいてあげてください」と突然の優しさを見せてくれたので、これまでの圧は許すことにしました。
嫁が帰宅する前に嫁要望のカナッペを作り、お風呂上がりに花束とプレゼントを渡して、盛大にお祝いしましたとさ。
ケーキも好評だったし、このとき何の気なしに買っていたリンゴシードルがとても美味しかったので、また今度見つけたら買ってみようと思います。