どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

人生初リバース

これまで何度か記事にも書いてきましたが、私は人生で「嘔吐と鼻血」だけは一度もしたことがなかったんです。吐きそうっていう感覚はもちろんわかるんですが、吐いたことはありませんでした。

 

で、この日。

 

いつものように仕事して、お昼を食べて、それからしばらく。ずっと吐き気が続いてたんですね。うーん、なんだか調子わるいなあ・・・ずっとムカムカする。帰ったらおとなしく寝ようと思ってたんですが、ムカムカはじわじわと悪化してました。帰りの運転も嫁さんにまかせて帰宅し、速攻でベッドに入って横になってたらお腹を下したような感じになって、急いでトイレに言ったんですね。

 

下痢だったんですけど、いつもの下痢とはちょっと違って、水感が強いというか勢いがすごいというか、きたねえ話ですが誰かの後学のために書いておきます。そうか、お腹こわしてたのか・・・でもこれで終わってくれればいいなって思ってた矢先。

 

突然貧血のような感覚に襲われ、例えるなら校長の話聞いてるときにいきなりぶっ倒れるような感覚です。あれのもっと酷い版。さーっと血の気が引いた次の瞬間、もう1フレの猶予もなくリバースしてました。その勢いが凄まじくて。私のイメージだと、嘔吐って「おえ・・・おえ・・・おえっぷ」って感じだと思ったんですよ。もうそんな可愛いもんじゃなかったですよね。例えるならピッコロ大魔王が卵吐くときの勢い。口から破壊光線出すような勢いです。そのため、胃から口に出てくるまでの速度も尋常じゃありませんでした。間髪を入れずにきたもんだから振り返って便器へ向くことすら叶わず、目の前の壁一面、いや前、左右、床すべてにぶちまけてました。ほんとに、バイオ2の下水最終処理場かってくらいきたねえ凄惨な光景でした。Oh...Jesus。仏教ですけど。

 

それが一の太刀で、その現実に呆然としていたら二の太刀がきて。つづいて三の太刀。四があったか覚えてないですけど、足場もなくなったもんだから振り返ることもできず全部そのあたりに撒き散らしてました。あたり一面、ワカメとか米粒とか今日の昼飯が広がってるんですよ。やべえトラウマもんです。

 

この手の嘔吐物に近づくと、ウィルス性の場合感染するって聞いたことがあったので、嫁さんは呼ばずに一人でなんとかしようと片付けることに。この時点で正しい知識がないとアウトなんですが、人生何事も事件が起きてから初めて知るわけで、この記事を呼んでいる人はぜひともドラッグストアで次亜塩素酸ナトリウムのスプレーや使い捨ての手袋、新聞紙などを事前に用意しておくべきだと思いました。事が起きたあとだと買いに行ってる余裕ないですからね。

 

これがのちにノロウィルスと診断された感染性胃腸炎です。診断されたとはいえ、正確な診断には保険が効かないので、おそらくそうだろうって話です。吐くまでに猶予がなかったのはノロの特徴だそうで、いきなりくるもんだから多くの人がトイレに駆け込むこともままならないんだそうです。

 

後に解ることですが、ノロウィルスにはワクチンがありません。Gウィルスですらワクチンがあるっていうのにもうびっくりですよ。理由は試験管内での繁殖が難しくて研究が進まないからだそうですけど、本当に厄介なやつらです。

 

以上、31歳手前にして初めてリバースした者の記録でした。