どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

会話<チャット

天気:晴れ

忍屋のリメイクというか新規というか
この構想が始まったのが実に2年前のことだ。
2009年に制作を始めて、シナリオもキャラデザも
システムも、いろんなものが変移していった。

実家に帰るたびに、兄貴にシナリオ作りを手伝ってもらい
あれこれ試行錯誤をしていたわけだけど
こういった直に合って対話して進めていく形式は
一見いいように見えて、わりとよくないことに気づいた。

俺の悪い癖で、誰かと話し合うと
そっちにわりと頼ってしまいがちな面がある。
まさに人間としての二八の法則に従った展開だ。
更に、思ったことをお互いすぐ言い合えるので
いろんな意見がぽんぽんでてくるのはいいが
それをメモすることなく延々と会話して解決して
いくパターンになりがちで、最終的には
途中に出たいろんなアイディアが全てメモしきれて
いなかったりする。

…てなことが何度もあった。

で、昨日はまた新たなシナリオの始まりを思いついたので
スカイプチャットでの談義を兄貴にもちかけ
話を進めてみたところ、会話を打たないと話が進まないので
しっかり自分で妄想して意見をうつわけである。
そしてどんな些細なことでもしっかりタイプしておけば
当然ログに全て残ってくれる。

チャットは面倒だからと思っていたが
手近なホワイトボードや会議をビデオ録画なんてことを
しないかぎりは、わりとこっちのがいいと思ったし
一番は相手の声が聞こえないので、自分のペースで返信
できることがでかかった。

ひとつ疑問が生まれ、その疑問となったイベントの情景を
実際に思い浮かべてみる。

正直いうと、あまりにシナリオが進まないので
俺はもう昔みたいなキャラが勝手に動いて
勝手に喋って、作ってる本人なのに、これから
何が起こるかわからないような、あの感覚は
もう味わえないのかなとも思っていた。

でも、昨日妄想にふけってみると
なんてことはない、ちゃんと彼らは妄想内で動き
しゃべってくれていた。

ツイッターでもつぶやいたけれど
そんなこんなで、2年の時を経て
シナリオの本筋が、完成した。

以前書いたかもしれないが、dokococoゲームの
キャッチフレーズでもある

「いつも、ちゃんと、楽しい」

そんなゲームを目指して、制作をがんばっていこう。
やっぱり俺には、ゲーム作りが似合ってる。