どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

名探偵コナン 100万ドルの五稜星

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を見てきました。

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コナンを公開初日に行くのっていつぶりでしょうね。

今回の映画は「ついに明かされるキッドの真実…」みたいな謳い文句だったので、これはついに新一と顔が似てるどうのこうのってのが、メタじゃなくて設定として意味を持たせにきたな!って期待してたんです。

黒の組織がらみの遺伝子操作だとかそういう話に発展して、キッドの親父が黒の組織とがっつり絡んできて、キッドもただの友情出演じゃなくて今後もバリバリ絡んでくる伏線にちがいねえ!

……って思ってたんですが、まあ、当たらずとも遠からず……いや、ちょっとだけ当たったか?……みたいな感じでしたかね……。

いや…これ以上味方サイドの強化はかってどうするの……って思ったんですけど、さすがに味方よな…?黒い服着てたけど、さすがに関係性から見ても味方だと思うので、もはや黒の組織の勢力が弱くなりすぎて勝負になってない気がします。だいぶ前からそうなんですけど…。

個人的には青子が出てきたのが嬉しかったです。ちゃんとキッドだけじゃなく、YAIBAにもファンサした内容にはなってたんじゃないでしょうか。

コナンの映画を見るたびに思うんですが、コナンって「実写」だとありえないからできないけど「アニメ」だから表現できてしまうあんなことやこんなことの限界に挑戦しまくってるなって思うんです。

だって、普通なら絵コンテの時点で「ん~最後はセスナの翼の上でバトルや!」って書かないでしょ?笑

「ん~今回はロープウェイのワイヤーをスケボーで登らせたろ」とはならんし「車道にスタングレネードをバラ撒きまくっても金持ちの味方やからセーフ!」とはならんやろ!

でも、ことコナンという作品においては「ほならええか」になってしまうという恐ろしい作品なんですよね。ギャグとリアルをこんなにもごちゃまぜにして成り立ってるように見せてるのがすごい。

だって阿笠博士なんかいったらドラえもんですよ。ドラちゃんがいるのに、バカ正直に推理で戦ってるんですよ。他に類を見ない、稀有な作品ですね、コナンって。

だから幅広く人気がある作品にできてるんだろうなとも思います。

そうそう、次回予告の映像は、暗い雪原の森の中で、三木眞だか速水さんだかと小五郎が喋ってる内容だったので、小五郎の警察時代の話か、現代の話あたりなんですかね。

今回改めて思ったんですが、このスタッフロールのあとにCパートを毎回入れる+さらに次回予告の映像を流すっていう手法を最初からずっと貫いてるのってかなり賢いなって思います。

これだけでスタッフロールで席を立つ人激減するし、予告映像は地上波では見ることができないものなので、それだけで劇場に足を運ぶ人いるだろうなって。

いつまでも続いてほしいけど、早く終わりを描いてほしい、複雑な作品です。