どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

大雪海のカイナ

「大雪海のカイナ」を見ました。

弐瓶作品にしては、かなり王道な作りだったなあという感想です。印象的だったのは主人公カイナの性格。結構珍しいタイプの主人公だったなと思います。

争いをまったく好まない主人公で、そもそも育った環境的に、人同士で争うことが前提にないので、終盤になっても人に向けて武器を振るうことはなかったですね。それなのに、ちゃんと最初から最後まで相当高いレベルで主人公としてのポジションを全うしていたのがすごいし、弐瓶勉の遺物によって主人公としての強さも見せつけていたのがとても上手だなと感じました。重力子放射線射出装置はやっぱかっけえなあ。

悪いやつ出てきたから主人公の強さで無双する・・・っていう有り体な流れを一切使わずに、しっかり主人公してるって相当なことですよ。

それ以外の部分は、わりとあっさりめでした。

たぶん10月に公開予定の劇場版で弐瓶ワールド炸裂させるための前日譚だったのかなって思います。