映画「雨を告げる漂流団地」と「泣きたい私は猫をかぶる」をみました。
「雨を告げる漂流団地」は、漂流する団地という設定以外が、見事なくらいにテンプレに忠実といった印象。映画の時間に納めるなら、このキャラがこんな問題かかえてて、物語を通じて成長したねっていうやつです。
タイトルにある「雨を告げる」の部分が、語呂の良さ以外にタイトルにわざわざつける意味がわからなかったので、私の読解力のなさが伺えます。
ひとつ「お~」って思ったのは、最後のあれは子どもたちにしかわからない夏の不思議な体験だったのさ・・・っていう設定にしなかったところ。あのありえない体験はまじもんの現実だったのだと言い切ったところ。理屈では意味はわからないけど、そう振り切ったのは珍しいなって思いました。
そのあとで同社の前作である「泣きたい私は猫をかぶる」を視聴。
こっちはコンセプトがキャッチーで、かつその意味がちゃんとある内容でした。最終的にどういう着地点になるのか読めなかったし、全体の流れを通して、見ていて気持ちのいい作品でした。自称猫好きの私からしても、猫の不自然なところとかなかったし、いい感じにアニメという媒体に落とし込んでいるなあといった印象です。