どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

元常連のラーメン屋

広島に住んでるときに何度も通ったラーメン屋に久々に行ってきました。

サビサビのチャリに空気をいれて。

実に1年ぶりに訪れたので、さすがに忘れられてるだろうなあって思いながらお店に入ったんですが、店主と奥さんが

「お?」

みたいな反応したので

(え?覚えててくれたの!?)

って思って

「お久しぶりです!」

って言いつつカウンターに座ったら

「赤ちゃん産まれましたか?」

って聞かれて。

 

(あ~こりゃ誰かと勘違いしてるやつ~)

ってなったんですが、人違いしてませんか?っていう勇気もなく

「あ~全然ですねぇ・・・」

って返すと、その反応で人違いしてることに気づいたのか、夫婦そろって顔をあわせて

(あれ・・・こいつ誰だ・・・?)

みたいな無言の空気が流れはじめました。

 

いやあ・・・悲しいけど、仕方ないね・・・いつもは会社員の格好で来てたし、今は私服にマスクに、さらに普段かぶらない帽子までしてるし、むしろわかる方がおかしいわ・・・って思いながら「私が昔いつも頼んでたラーメン」を注文。

 

勘違いが訂正されぬまま、黙々と作られるラーメン。

 

そして、最後の仕上げに「赤いソース」をかけるんですけど、そのとき店主が口を開きます。

 

「お客さん・・・ソースは少なめでしたっけ・・・?」

 

「・・・・!」

「はい!!そうです・・・!!!」

 

なんと、ギリギリになって思い出してくれたんですよ。

 

すごくない・・・?

普通思い出せないよ・・・?

 

ラーメンはちゃんと美味しかったです。

 

帰り際に「今は博多に1年単身赴任してて、いろんな名店のラーメン食べたけど、やっぱりここのが一番です」って言って帰りましたとさ。