どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

十三機兵防衛圏クリア

十三機兵防衛圏クリアしました。
37時間くらいかかりました、長かった・・・。

以下、個人的に「13機兵のここが良かった!」ポイントまとめです。

悪役が複数いる話

「悪役が複数いる話」って珍しいなって思いました。一般的に、ゲームのシナリオってでかい悪役がドン!っていて、それに向かって主人公たちは戦いを挑むじゃないですか。

でもこのシナリオは悪役──というより、目的が違う人達が、自分の目的を果たすために行動した末にうまくいったりいかなかったりして、結果的に悪役になってしまっているんですよね。

シナリオを見ていて、かなり後半になってもずっと全体像を掴みにくかったんですが、その原因のひとつがこれのせいだと思います。でも「悪役が複数いる話」を描くとこうなるぞっていう貴重な体験ができました。

同じ遺伝子でも環境が違えば善人になりうる

あとシナリオとして直接的に描いてたわけではないんですが「同じ遺伝子でも環境が違えば善人になりうる」ことを体現したストーリーになっていて、そこもいいなあってなりました。たぶんそこをテーマにしていたわけではなかったでしょうけど、個人的にはささったポイントです。

新しいマップ描写

いつものヴァニラウェアのマップかと思いきや、よく見ると3Dでしたね・・・?

一見すると2Dの絵のようにみえるんですが、公園の遊具や岩なんかを見ると、カメラ移動によって側面の見え具合とかが変化してるんです。つまり、イラストのようなテクスチャを張った3Dのマップということですかね。だから学校の窓からの夕日のライティングがあんなに自然な描写にできたのかなって予想してます。真実は知りませんが。

外れた予想はネタとして使える

途中で、このゲームのストーリーは「ゼノギアスデウスに創られた人間による神への反乱だとすれば「これはオリジナルの自分に創られた自分が、オリジナルの自分に立ち向かう話か・・・?」と予想してたんですが、違いましたね。

でもこういう外れた予想って自分のネタとして使えるので、予想するのって大事なんですよね。ただ、このネタってよく考えたら前見たアニメ──「HELLO WORLD」と同じか・・・じゃあアカンな・・・。

システムの助言がうまい

どうしても説明乙になりがちなゲームの戦術の説明の伝え方が、イベントの対話式で伝えていて、とても上手だなと思いました。これなら自然に頭に入ってくるし、何がどう役立つのかわかりやすいし、キャラの正確に応じた台本になってるので、キャラの個性を出すのにも一役買っているなと思いましたね。

ただ出すタイミングは最悪でした。だって編隊が終わったあとでいうんだもの!出撃する前に教えてくれよ!!

戦闘のコンセプト

戦闘を見ていて、これは東方の亜種だなって感じましたね。東方が弾幕の美しさを売りにしているように、このゲームは花火がコンセプトなのではないかと。ミサイルの演出といい、あたったときの効果音といい、何もかもが花火感満載でした。見て聞いて気持ちいい演出はすごいですね。

渚のバカンス

途中で流れる歌付きBGM「渚のバカンス 」が、ちゃんと昔の懐かしさを思わせるメロディラインになってて、いいなあってなりました。あとこの曲、どこか既視感があるなあって思ったんですが、たぶんテイルズオブファンタジアのOPですね。

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この頃の曲って、やたらと歌詞の中に謎に英語をぶっこんでくる印象があります。いやあ、どちらもいい曲ですね。

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とまあ褒めるポイントをメモってたのを羅列するとこんなところでしょうか。

あとは、本編クリアすると、それだけで全部100%になるのもよかったですね。こういうのって得てして本編はクリアしたけど97%とかになってて、見逃してるのあるのか~って萎えること多いんですが、最近のゲームにしてはかなり潔い作りだなって思いました。