みなさん、ゲーム開発に、時間をかけるもんじゃありません。
これまで、こんなにも公開日に対して畏怖の念を抱くことなんてありませんでした。
何度も言ってますが、私の作品はどれも1年以内に終わってたんです。長編RPGのZetimaは6ヶ月。コンビニPVのFull版だって、西宮風景画だって、1年以下だったと思います。
それがあなた、いきなり12年て。
12年て!!
こんな経験、もう人生ですることないですよ?
私のことを知ってる人たちは口を揃えて言います。「本当に完成するとは思ってなかった」と。私もです。というより、あまりに開発期間が長すぎて現実離れしてたんですよね。いつだって完成目指してやってきたはずなのに、気持ちとしては一番離れたところにあったんです。それがいざ完成したよ、もう公開できるよって段階になっても・・・そうなの?っていうね。なんというか他人事感がすごい。
そして、何が悲しいって「完成したー!やったー!」ってならないことが悲しい。すべてが想定外。それもこれも、時間をかけすぎたからです。今回時間をかけすぎた結果、だいたいのことがマイナスに働いてるんですけど、唯一プラスに働いたことがあるとすれば、それはゲームの完成度が上がったことでしょうか。2017年の、プログラマさん交代前の旧忍屋を10点だとすれば、今の新生忍屋は120点はあります。それくらい良くなった。あの頃とくらべてね?
そういう意味じゃ、時間をかけて、悩みまくって幾度となくシナリオを改変して、ダンジョンのマップも新規で足しまくって、イベントグラフィックも追加しまくって、ゲームバランスも練りまくったのには、意味があったのだと思いたい。
思いたいけど、理想をいうなら、やっぱり開発に時間はかけるもんじゃないよ・・・。
そんなわけで、明日「忍屋」リリースです。