どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

何度も遊びたくなるゲーム

Twitterで「#好きなゲームをつまらなさそうに紹介する」といったタグが流行ってまして。

 

私にとって一番好きなゲームは後にも先にも「レジェンドオブドラグーン」なんですけど、なんでこんなにも好きなのかはよくわかってません。

 

ドラクエシリーズ」は私の中でゲームという括りというより人生に近いのでノーカンとして、もしかしたら好きなゲームって二種類に分けられるのかなって思いました。

 

ひとつは「純粋に完成度の高いゲーム」

もうひとつは「馬鹿っぽさを残した愛すべきゲーム」

 

どちらも好きなんですけど、愛着が湧くのは後者だし、今でも周回できるのは後者だなあって思います。

 

たとえば前者の完成度の高いゲーム。

 

「大神」「ワンダと巨像」「ラストオブアス」etc.

 

これらは一度は壮大に感動したものですが、もう一回やろうといった気持ちにはなりません。何度もやる人もいますけど、私には一度きりの感動で残しておきたいんですよね。

 

一方、後者のゲーム。

 

天誅」「レジェンドオブドラグーン」

 

共通して馬鹿っぽさを兼ね揃えた名作です。真偽の程はわかりませんが、狙った馬鹿っぽさではなく、真面目につくった結果の馬鹿っぽさなんですよね。そのせいか、何度でもやりたくなる。例えとして適切かはわかりませんが、MGSなんかは緻密に計算された馬鹿っぽさだと思うんですよ。あれはあれでスゴいし楽しいんでいいんですけどね。

 

何度も見たくなる映画と、一度きりの感動でお腹いっぱいの映画と似たものを感じます。

 

馬鹿っぽさっていうのは諸刃の剣です。一歩間違えればローグギャラクシーになります。何なんですかね、このあたりのさじ加減。そのゲームのセンスを受け入れられるかどうかなんですかね。許容できる範囲といいますか。

 

そんな、自分の価値観とシンクロ率が高いゲームほど、何度も遊びたくなる、自分だけの愛すべき一本になりえるんじゃないかって思えます。そういった意味では忍屋は前者のほうなんですよね。一度きりでおしまいなゲーム。前作のZetimaは今でもたまにやりたくなるので、自分の好きを詰め込んだ後者寄りのゲームなのかもなって思います。

どっちが良い悪いって話ではないですが、自分の作品が、誰かにとっての特別になれる作品であってくれると、嬉しいですね。