どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

美味しいだけの幸せ

帰り道にそこそこ有名な天ぷら屋があるんですが、値段も割高なので何か特別なときにしか行くことはありませんでした。しかし、これまで3,4回?いったうちの、その殆どが、わりと嫌な思い出ばかりでして・・・。例えば入籍する日──俗に言う結婚記念日をいつにしようかって話になったときも嫁と揉めてしまって、その時いたのが、この天ぷら屋だったんです。

で、この日。

昨日は給料日だったし、久々に天ぷら食べたいなーって思って提案したところ、ありよりのありという判定を頂きまして、ふらりと食べに行ったんですよ。提案する前に、ちゃんと定休日じゃないことと、満席だったときのことも考えて、もしいっぱいだったら近くのスーパーで398円の天ぷら買って帰ろうと併せて提案しておきました。料理の提案をしたときって、口がその料理の口になるじゃないですか。ラーメン食べに行こうぜ!って行ってラーメン屋いったら閉まってた時に、じゃあカレー食いに行くかとはならないあれです。つまり今回はその打開策として、料理の種類は変えないという提案をしたわけです。こういう読み合いをするようになったのも、成長した証だなって思いましたね。

結果、時間が早かったこともあって予約なしでもそのまま座れました。事前にググっておいた夜メニューを頼んで無事食事は終了。なんだか、美味しいものを美味しいって思い出だけで埋められる幸せを感じてましたね。新婚旅行でいったハワイのときだって、嫌な思い出がありすぎて、美味しかっただけの記憶ってほとんどないですもの。

そういう意味で、あらゆる可能性に対する答えを出して行動するのは大事だなと思いました。これが男だけの旅だったら、何が起ころうが誰も文句言わない気楽な旅だったりするんですけどね。それはそれ、これはこれということで。ともあれ、これで数年ぶりにこの店の記憶を更新できたので、これからは再度足を運びやすくなった気がします。