どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

ウォーキング・デッドの面白さとは

帰宅してウォーキング・デッド見て寝るだけの日でした。シーズン6まで突入しましたが、プリズンブレイク以上に面白いのが意外です。ただゾンビと戦うだけのドラマだと思ってましたからね・・・。ウォーキング・デッドの何が凄いって、ほとんどゾンビに関する設定なんかないくせにあれだけバリエーションに富んだシナリオを書けていることだと思います。仮にバイオハザードだと、悪の存在が毎回ちゃんと用意されてて、その悪を倒しに行く主人公側といった描かれ方じゃないですか。ウォーキング・デッドはそうじゃない。悪がいるのかいないのかもわからず、ただ目的もなく、生きることが目的になってるわけです。それでいて面白いって相当だなって思うんですが、もしかしたらこれ、悪の存在が見えないから楽しいのかも知れません。

悪の存在が見えた瞬間に面白さが崩壊するんです

かつて「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」というアニメがあったんですが、あれの1話の面白さはすごかったんですよ。単純にある日突然ゾンビのいる世界になって、学生たちが頑張るっていう話なんですけど。それが話数が進むにつれて、悪の存在が見えた瞬間に面白さが崩壊するんです。底が見えた瞬間といいますか。最近でいえば、約束のネバーランドもそれだと記事にしたことがあったと思います。主人公のエマたちが、目に見えぬ悪の存在に抗って頑張って脱出しようとしているのが面白いのであって、裏の悪の組織が映った瞬間に程度が知れて萎えた記憶があります。

しかし、それならウォーキング・デッドも、悪の存在が見えたら萎えるのか・・・と言われると、萎えるどころか、目的ができて、希望ができて、むしろ盛り上がりそうな気がするんですよね。何なんだろう・・・あれかな、上であげた2作品は設定で盛り上がってただけであって、キャラに魅力はなかったのかな。ウォーキング・デッドは設定はないくせにキャラに魅力があるから面白いだけなのかも。小池一夫さんがいっていたのって、こういうことだったのかなあ・・・。