エイプリルフールに新元号「令和」が発表されて、なかなかに内容の濃い一日でした。
Twitterには世界中の人がネタを発信してて、それだけでずっと楽しんでいられます。発表の瞬間のライブ映像はYoutubeの民度が異常に低かったのが印象的でしたね。Youtubeのコメントは非表示にするに限るなんて言われてましたけど、なるほどこういうことかと思ってそっと閉じました。
民度の低い場に身をおくのは精神衛生上よろしくないので、基本的には距離を置くんですけど、こういったお祭り騒ぎには、少なからず乗っておきたいなと思うんです。
というのも、中学生の時に一度後悔したからなんですけど。
私の中学生の卒業アルバムって、当時いらない人も買わなければならないことが問題になったらしく、希望者のみ5000円で買えるって話になったんですね。で、当時イキってたブルク君は「卒業アルバムとか別にいらねえし!5000円とか高すぎだし!」って買わなかったんですよ。
で、高校生になって後悔するわけです。
「あの可愛いかった子の写真が見れない!」
この後悔は年をとるごとに増していき、どうしてあのとき素直に動けなかったんだろうと思うわけですね。私は幸い、中学生の同級生と結婚したので、嫁さんのアルバム越しに見ることができたんですが、そんなことは稀でしょう。
そんなわけで、私は後悔した高校生のときから、ひとつ決めたことがありました。
「お金で買える思い出をしぶるのはやめよう」
実際、高校生の修学旅行の写真はたくさん買った覚えがあります。単純な話、誰も気にしてないところで自分に嘘をついてイキるよりも、自分に素直に思い出を大事にするほうが素敵じゃないですか。
それともうひとつ持論がありまして。
「否定的な気持ちをもってしまった時点で、それは気になっていることにほかならない」
と思うんです。
たとえばTwitterで定期的に流れてくるハッシュタグ。これを見て「うわ、みんなやってることだからやめとこう。自分はそんな流れには乗らない」といった感情をもったとしましょう。これってきっと本心を見れば自分も一緒になって乗りたかったりするんですよ。本当に興味がなければ、そんな感情なんて1ミリも湧きませんからね。前述したYoutubeのコメントのように嫌悪感100%のものは別だと思いますが。
ハッシュタグに限らず、エイプリルフールのネタをみんなやってる、自分もなにかしたいなあって思ったり、今回の元号発表を一緒になってワクワクしたり、年齢も相まって余計にそう思うのかはわかりませんけど、そういった素直な感情って、大事にしたいなって思うんです。
一度しかない人生。
せめて自分くらいには、嘘をつかずに生きたいものですね。