どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

何部刷るのが正解か

前回割高の話をしましたが、結局何部刷るのが正解なのかずっと考えてます。

当日を迎えないと答えなんてわかりませんけどね。

 

私のコミケにおける過去の売れ行きと現在庫はこんな具合でした。

 

 

今年出す予定の「西宮風景画」を仮に200としてますけど、実際ここを何部にするか?っていうのが本日の議題です。冷静に考えれば、そんな出るわけないですよね。世間に露出していたという意味の全盛期で150~180が関の山で、それから衰えたC86では100がせいぜいだったわけです。それからさらに4年が経過した今回ですよ。

 

ここで問題なのは例のバズったやつです。

あれの影響力を冷静に分析してみましょう。

 

ハルヒにもともと興味がある人に綺麗な絵を見せたら、もとからハルヒに興味があるんだから欲しいって思ってくれそうですが、別に絶対数が増えるわけではありませんよね。逆に、綺麗な絵に興味があってフォロワーしてた場合、そこにハルヒというコンテンツが付与されることで興味を失うことは、少なからずあると思うんですよ。これは別にハルヒが悪いとかそういう問題じゃなくてね。他の何だってそうだと思います。

 

例えば自分好みのキャラ絵があって、それをオリキャラだと思ってフォローしてた場合、実はソシャゲのキャラでしたってわかると価値観が一変する、みたいな感覚だと思います。

 

と考えるなら、絵がバズってフォロワーが増えたからといって、私にはなんの意味も成さないことになります。ここに意味があるとすれば、単純に増えた4000人の中に、もともとハルヒに興味があった人がいて、私の存在を初めて知った、っていう人が何人いるか?っていうところでしょう。

 

更に分析を進めてみます。

 

何かと言えば「酒瓶のツイート」と「完成したツイート」についての比較です。酒瓶がバズったのはいいんですが、実は完成した方の絵もRTがそれなりにいっているんですよね。完成したほうの投稿文には長門さんがどうとか書いてるし、絵にも長門さんが映ってます。なので、少なくともハルヒ長門さんに興味がある人しか、RTやいいねをしてないはずなんです。

 

2つをパラメータを比較するとこんな感じ。

 

「酒瓶」コメント:91 RT:27947 いいね:84821

「完成」コメント:61 RT:10285 いいね:28741

 

この中には、ハルヒに興味はないけど一度途中経過を見ちゃったから完成が気になったって人が何人かいるでしょうけど、ざっくり見て1/3に減ってる感じですね。この興味あった人たちの中で、さらにコメントをくれた61名?の人。そしてその中から未だにその後も関心を持ってくれている人を見てみると、たぶん10人もいませんよ。

 

そんなわけで、謎の期待はせずに、いつもどおりの部数で言ったほうが幸せなのでは?という気持ちになってきますよね。それに今回は初の32P風景本ということで1000円という破格の値段ですし。確実性を狙うなら150部ですがこれだと赤字なので却下。次点で200部が安牌ですかね。ちょっと背伸びするなら250部かなあといったところ。

 

なんてことを考えて印刷料金表をみると「3000円足せば300部やで。単価ぐっと下がって儲けはグンとあがるやで」って悪魔の囁きが聞こえてくるんですよね。そして冒頭にもどる。その無限ループです。

 

いったいどうすればいいんじゃ。