どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

未来の購読者

毎日ブログをつけていると、どうして続けられるの?といった質問をされることがあります。そんなわけで今回はそんな話です。

 

続くものっていうのは「苦痛じゃない」ということが大前提らしいです。昔の私が「続くもの続かないもの」でそう言ってるのをみて、なるほどねって思っちゃいましたが、たしかに苦痛なものは続いてませもの。

 

で「苦痛なこと」と「苦痛ではなくなること」の条件っていうのが人それぞれなので、私自身のケースを見てみようってのが今回のお題です。

 

以前、忍屋のプログラマのろあ君に、ブルクのブログは毎日更新ではないよね。って言われたことがありました。そうなんですよ。実は毎日更新じゃないんです、うちのブログ。

 

毎日更新って「今日はこんな事がありました、楽しかったです」みたいな、その日あったことをその日のうちに記事にするってことだと思うんですが、私の場合翌朝に更新してますし、ついでに週末の金土日の更新は月曜日にまとめてやってる始末です。

 

結果として毎日記事が埋まってるので、毎日更新のように見えますけどってお話。

 

でもね、そういうことなんですよ。

 

私にとっては自分の時間を使ってブログを書くことは「苦痛」なんです。だから、勤務時間を使って書くことで、苦痛ではないもの、になってるんですね。これは言ってしまえばセルフ・ハンディキャッピングです。仕事中って無性に創作活動したくなったりするじゃないですか。できないからこそやりたくなる。堂々ということではありませんけど。これが仕事終わり+自宅でその日あったことを書いてくださいって言われたら、3日でやめる自信があります。だってめんどくさいですもの。

 

※ちなみにブログ検索で「セルフ・ハンディキャッピング」で調べると自分が書いた記事が全部出るので、昔の自分の意見が見れて楽しかったりします。

 

さて、もうひとつ続いてる理由があります。

残念ながら、この感覚を今まで共感してくれた人に出会ったことがありません。

 

何かと言えば、カレンダーの虫食いです。

 

PC版のブログ右上にカレンダーがあるじゃないですか。これが全部埋まってることが気持ちいいんですよね。逆を言えば、一日でも欠かして虫食いがあると気持ち悪くてしょうがない。だから、書くことができた日だけ記事にするっていうのも、私にとっては耐えられません。それならいっそ、日曜だけ更新とかにして、日曜日にだけカレンダーの更新が並んでる方が見てて安心する。もうこれは感覚の問題です。1pxのズレを気にする人間としない人間みたいなもんです。

 

で、残念ながらこれを「わかる~~~」って言ってもらえたことがありません。なので私が人から「ブログ続けるには?」とアドバイスを求められた際、毎日は大変だろうからまずは日曜だけ更新とかにしてみれば?って言ってみたものの、ちょっとその感覚はわかんないって言われることもよくありました。

 

とまあそんな理由から、ここまで埋めてきたカレンダーを、いまさら虫食いになんてさせられませんよねっていうのが続いてるもうひとつの理由です。これは苦痛どうこうではなくて、後押ししてくれてる理由みたいなものです。虫食いにかぎらず、なにか後押しとなる理由ができると、たとえ書くことがない日でも、なにか書かないとなって思えます。このときの感覚が決して「苦痛ではない」っていうのが、スゴいところですよね。

 

たとえばですけど、一週間という時間があって、7日中、火木の2日だけ空白があったとしましょう。数年後、仮に自分が毎日更新となっていたとき、その空白の2日をみたときどう感じるか。この時の自分、何も書いてないけど、なにしてたんだろう・・・って疑問におもったり(実際何もなかったんだと思いますけど)そういった不安をなくしたいってのが後押しの理由になったりね、ほんとこれは人それぞれだと思います。

 

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自分はブログを何のためにつけているのか。

 

これが他人に見せるため100%だと続かないと思います。私はもう10年続けてきた結果、見る人が減ることはあっても増えることはないと悟ってしまったので、割合としては他人に見せるため20%、未来の自分の為80%くらいの感覚で毎日書いてます。

 

他人は離れていくかも知れませんが、未来の自分が離れることはないでしょう。あるとすれば人生に別れを告げてるときのはずです。そういった意味では、未来の自分って結構良質な購読者だと思いますよ。