どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

さよならの朝に約束の花をかざろう

公開終了ギリギリになって見てきました。

 

以下感想。

 

すごく長く感じた映画でした。

3時間くらい見てるんじゃないかって思えるほど長かった(実際は115分)

 

終始考えていたのは

 

「なんでこの作品を作ろうと思ったんだろう・・・」

「これは何が言いたい作品なんだろう・・・」

「(テーマがハッキリしない状態だと)風呂敷広げすぎなのでは」

 

っていうことでした。

 

それがずーっとハッキリしなくて、何も理解できないまま時間が過ぎたという印象。スタッフロールに入る前のシーンで、やっと「ああ、これがテーマかな」って思えるのがあったんですが、それまでほんとにわからなかった。個人的に思ったテーマは「固定観念の脱却」みたいなそんな印象でした。かなしい以外の別れがあるっていうのを最初に主人公が見つけたっていうのは、そういうことなのかなって。

 

あと横文字が多すぎて映画見終えたあとで主人公の名前が思い出せなかったのはさすがにやばい(私だけでなく嫁さんも)。

せっかく赤目病っていうFFX寄りのネーミングも出せてたのに、なんで他はFF13寄りの横文字で通しちゃったんだろう。もっと日本語増やせば避けられたような気がします。

 

後半、終わったーって思ったら終わってなかったっていう展開が5回くらいあって蛇足感がすごかったです。

 

今回この映画を見て学んだのは、テーマがあったとしても、そのテーマが分からない状態で話を進められても困惑するだけってことでした。テーマが最後にわかる展開にしたい場合、よほど魅力的なシナリオでのめり込ませないとダメなんだろうなって。この作品に関しては、終始「ん?どういうこと?」っていうひっかかりが多すぎて集中できませんでした。

 

と、だいぶ批判的な感想になってますが、作品として全然ありなんだと思うんです。最後の最後まで私が理解できなかっただけで。なので、テーマがわかったあとのスタッフロール中は、あのシーンもあのシーンも、ちゃんとやる意味があったのかなって思ってました。

 

作品作りって、むずかしいねえ・・・。