どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

絵について



画像:今年のゆきりんはフード付き

天気:晴れ

特別ブログに書くことも無いので、年末となったここらで
「絵について」今、思っていることでも羅列しておこうかと思う。
生放送では言ったけど、事のきっかけは友人の一言から。

晩飯をいつもの居酒屋で食べていたら、友人がこんなことを聞いてきた。
もし自分が、5年前に戻って最短の勉強法で事を進めたら
何年で今と同じ画力になっていると思うか、という質問だったのだが
俺の答えは「変わらず5年かかる」だった。

なぜかって、俺の知ってる知識なんてものは、別段知ってたら画力が
上がるわけでも何でもなく、覚えようと思えば1日でマスターできて
しまうもので、画力とは無縁に近いものだからだ。

仮に、5年前から一ヶ月にクロッキー帳一冊を全てデッサンで
うめていたとしたら、今の俺はきっとどんなポーズでもとれる
アニメーター的能力を身につけていた・・・かもしれない。

とはいえ、クロッキーしてたらそれが結果的に絵描きとして
100点満点かといえばそうでもない。
ただ、一番習得が困難であろうところがそこというだけの話。
てなわけで以下まとめ。

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・画力
→ひたすら描く。何も考えなくていいので描く。考える前に描く。
面白くもおなんとも無い答えだが周知の事実。
俗に言う天才は、考える前に体が動く努力の天才なのだと思う。

・色塗り
→光源とか質感とかそういったものを除外して
何もしらない素人が見て見栄えがいいように見せかける程度で
よければ、1ヶ月もあれば大半の人がある程度のレベルになる。
時間はかからないので、綺麗に塗れたからといって、下地で
魅せれていなければ結果的に絵としての評価はついてこない。
簡単に習得できるが故に、画力あがった!と勘違いしがちな
結構たちの悪いジャンルのように思える。

知名度
知名度をあげることには上記のどちらとも違う術が必要。
魅せれる構図、サムネでクリックしてもらいやすい色使いや
流行に則ったキャラを描く。絵柄は判子絵でいい。
構図もほぼ立ち絵、バストアップ~ふとももまでと別に
それ以外のポーズが描けなくてもいいので画力もさほどいらない。
色塗りもありふれたアニメ塗り~ギャルゲ塗りで問題ない。
むしろそれ以外だとサムネとして見栄えがしない。
これで大衆に見てもらうことができ、知名度が少しは上がるかもしれない。
ただ、できることしかしてないので画力の向上は見込めない。

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といった感じだろうか、結局俺は面倒臭がって
時間の大半を無駄にしていることに違いはない。
どうやったら絵がうまくなるか、と考えてしまっている時点で
努力の人とは決定的な違いが生まれているんだろう。
そうしてまた、俺は結局ゲームが作りたいだけだからと
言い訳を口実に、今日も過ごしているのである。