どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

転生とはいったい何なのか?

異世界転生や異世界召喚といったもので溢れかえった昨今。

その詳細に触れて語られる作品があまりないように思えます。

 

理由はたぶん「語る必要がないから」なんでしょうけど、自分の設定の参考にならないかなと思ってた身としては、正直がっかり感が否めません。

 

そんなわけで今回は「転生」というものに焦点を当てて考えていきます。

(今回、召喚はまったく関係ないので放置)

 

転生とは・・・肉体が生物学的な死を迎えた後には、非物質的な中核部については違った形態や肉体を得て新しい生活を送るという、哲学的、宗教的な概念(Wikipediaより)

 

そう、すでに転生そのものがファンタジーみたいなもんなので、正解なんかどうでもいいんですが、あくまで今回のゴールは「転生のいろんなパターン」が知りたいだけです。

 

よくラノベで描かれるのは「トラックに引かれて死亡→異世界で勇者としてスタート」みたいな流れでしょうか。私が気になるのはこの矢印の部分です。「女神が出てきて~」っていうのは、ただの「展開」なのでどうでもいいんです。問題は「異世界で生を受けたとき」のお話。ここが描かれてるのがあまりない気がします。

 

時系列で見てみます。

 

◆たかし君がトラックにひかれて死亡

        ↓

異世界で18歳の勇者TAKASHIとして転生

 

ちょっとまてい!!

 

・0歳~17歳までは?

・見た目はたかし君と一緒なの?違うの?

・一緒だとしたらなんで?

・生まれてくるはずだった魂に乗り移って生を受けたの?

・それとも無から有として生を受けたの?

 

この辺がまるで語られてないわけです。

ここが超気になる。

 

赤ん坊から転生する作品も少なからずあります(得てして端折られることが多いです)が、その赤ん坊どっから湧いてきたのかまで描いているものは知りません。たとえばアリシアという妊娠した女性のお腹のなかにもともといた生命に乗り移って誕生したのか、野原にぽんと意味不明に投げ出された赤ん坊だったのか・・・といった設定のことです。転生というくらいですから、転じて生まれた命なわけですよ。なので前者のほうがしっくりきそうなんですがどうでしょう。だとしたら元々いた生命はどこへいってしまったの?って疑問もでてくるし、段々と訳がわからなくなってきます。

 

ラノベを見ていると、見た目は違うものになっていることが多いです。ただゼノギアスを見ると、アベルもキムもラカンもフェイもみんな同じ顔でしょうたぶん。しかし上のWikipediaによれば違う見た目らしいんですよね。

 

とまあこんな具合に謎が多いわけです。

 

じゃあ自分の都合の良い設定にすればいっか!っていうのが結論になってしまうんですけど、それにしても既存の先駆者たちが作った設定を参考にはしたいなって思うじゃないですか。このあたりのこと説明できる人っているんですかね。