どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

つかってるブラシ

土曜日にいつものメンバーでお話してました。

クリスタのことはまったく知らないんだけど、クリスタのブラシ素材界隈も大変みたいですね。数ある素材の中から本当に良質なものを探すのは至難の業だそうです。ダウンロード数が多い順とかでソートできればいいのにね。それともできるのかな?できたうえであれなのかな?わかんないけど。

Photoshopブラシはそのブランド力からか、逆に良質なものが多すぎてどれを落としていいのかわからないうえに、あれもこれも入れまくったら管理しきれなくなるし使いこなせないしで大変なことになります。

ブラシを入れたことがある人は誰しもが通る道でしょう。もうね、すごそうなブラシ入れただけでうまくなったような錯覚に陥るんですよね。設定資料集かって満足するのとか、描き方講座の本とかツイートとかをお気に入りにいれて満足してるのとなんら変わりません。

これって、そもそもの考え方がおかしかったんですよね。

なんかする → うまくなる

そんな単純な図式がたり立つわけないのに、楽したくなっちゃう。

デフォルトブラシでも上手い人は描けるんです。描けるけどその工程をショートカットするためにブラシがあるわけです。もとから描けない人が描けるようになるものではないのです。それを今回風景画を描いてて気づきました。

風景を描くにあたって、私もブラシを探したんです。

前述したとおり、たくさん入れてもブラシに振り回されるだけなのは既に知っていたので、どれかひとつ、これ!っていうのを決めてやろうとDLしたのがこのブラシでした。

でも例によって、樹木ひとつとってもそれっぽい筆先がないんですよね。あれも違うコレも違うって。仕方ないので実際のアニメで描かれている樹木の葉っぱひとつひとつを真似して描いて、それをブラシ登録して描くことにしました。不思議なことに、真似て描いたにも関わらず、それっぽくならないんですよ。なぜか。

単純な話で、それは樹木の描き方を知らなかったからです。

で、実際に描き方とか作りを調べてから描くと、ぎこちないなりに少しそれっぽくなりました。

驚いたのは、先程自分で作ったブラシではなく、落としてきたブラシの中の筆先に、それっぽいのを発見したんです。描き方を知らないということは、その筆先の使い方も理解できてないってことなんだと理解しました。そりゃ宝の持ち腐れになりますよ。

描き方の基礎が大事とはよくいうけど、そんなの言われただけじゃわかりませんよね。