画像：車内を描いたのって初めてかも
天気：晴れ
ちょっとした怪奇現象があったので紹介。
それは４時過ぎまで起きていたあの夜から、ちょっとあとの事。
みんなが帰って、俺はそのまま風呂にも入らずベッドでぐったり。
ずっと寝ていたい気分だったが休日出勤もあって７時半くらいには起床。
・・・そこでちょっと気になることが。
なにやら臭い。
台所のほうから変な臭いがする。
ちょっとだけ鼻を突くような異臭。
最初は、三角コーナーにあるたまねぎの皮が原因かと思ったが
直接それを嗅いでみても、そこまで強い臭いはしない。
おかしいなとおもいつつ、隣の部屋を調べてみる。
すると便座があがっているではないか。
あー…昨日ダチが使ったからか……。
と覗き込んでみると……。
赤い。
通常なら透明の水がたまっているその場所に
赤褐色の水がたまっているではないか。
流し忘れ……？
その部屋の電気が、オレンジ色の淡い光なので
それに照らされて、そのように見える尿かと思ったが
確証もないまま、とりあえず水を流した。
……うん、ちゃんと透明の水になってる。
さすがに夜通し放置していたせいで臭いも残っているのかなと
こんな時にも安心、ドラッグストアで買っておいたトイレの一滴消臭をたらし
そのまま家を出て、会社へと向かった。
６時半くらいに仕事を終えて、戸締りを済ませ帰宅。
自分の部屋を空けた瞬間に、例の異臭が漂う。
……！？
真っ先に気になったのが、例のトイレ。
ふたを開けてみる。
・・・・・・赤い。
さすがに気味が悪くなった。
ちょっと冷静になって考えてみる。
今朝は、疲れたまま目覚めたから、もしかしたら
流し忘れていたのかもしれない、と。
・・・そう思っては見たものの、流した記憶はあった。
もしかしたら、流した後に何かがにじみ出ているのかもしれない。
そうこう思考を巡らせていると、目の前に貯水タンクが。
・・・・・・。
あまりいい予感がしない。
調べないわけにもいかないので、タンクのふたをそっと開けてみる。
恐るおそる覗き込む。
・・・が、特に何も異常はない。
ここじゃないのか・・・となると、このマンション全体の貯水タンクが原因か・・・？
でも、もしそうなら他の部屋でも同じ現象が起こっているはずだ。
そうなれば誰かが不動産に連絡し、俺のところにも何らかの連絡が入っていてもおかしくない。
そして二つ隣りの部屋に住んでいるダチにも同じ現象が起こっているはずだが
そいつからは何の連絡もない。
とりあえず、寝不足のまま働いて、疲労絶頂だったので
まともに考えることもままならず、そのまま水を流して
透明な水になったのを確認し、消臭してからすぐに寝てしまった。
それからしばらくして目が覚める。
時間０時半。１９時に寝たものだからこんな半端な時間に目が覚めてしまった。
ベランダに出て夜風にあたる。
部屋に戻って、のどが渇いていたので麦茶でも飲もうかと台所のドアをあける。
・・・すると、またあの臭いがする。
冗談だろ・・・と思い、すぐに見るのが嫌だったので
とりあえず麦茶飲んで落ち着かせてトイレを覗いて見る。
・・・赤い。
もう何なのかさっぱりわからない。
換気して臭いを逃がそうにも、消えてくれない。
目が覚めたので、そのまま部屋の明かりをつけて
冷静になって考えてみた。
トイレの水が透明から赤くなるまでの時間を考えてみる。
俺が朝赤いのを確認して会社へいって帰ってくるまでが８～９時間。
帰宅してから赤いのを確認して、早くに寝て起きるまでが６時間。
その両者の赤い色を思い出してみると、若干の違いがあった。
・・・そう、濃さが違う。
つまり赤い色は時間に応じてじわじわと濃くなっていることになる。
あともうひとつ気になったことがあったので、それを踏まえて検証してみた。
俺はそのままパソコンをつけて依頼の絵をしながら
３時間程度待ってみることにした。
それで赤くなりつつあれば、原因こそわからないがお手上げだと思った。
１時間ほど経った頃、こっちの部屋まで、ほのかな異臭が漂ってくる。
きたか・・・。
予定より早いがトイレへ行ってみる。
・・・赤くない。
俺の予想が当たったか・・・？
と臭いこそ消えてないが赤くはなっていなかった。
それから２時間。時間にして朝の３時半。
さすがにもう寝なければと、最後の確認でトイレを見に行った。
赤くない。
・・・そう、もうお分かりかもしれないが
赤くなっていた原因は、トイレの一滴消臭に使っていたそれだ。
あれは通常、たらしたあと流すものだが、臭い消しと思ってたらしたままにしていた。
３度目のときは、それも可能性に含めてあえてたらさなかった。
消臭液がほっとくと赤くなるなんて知らなかったが
とりあえず赤くなる原因は突き止めた。
問題はこの異臭だが・・・未だに確かな原因はわかっていない。
たまねぎの皮が怪しいといえばあやしいのだが
そこを直に嗅いで見ても臭いがせず、部屋全体に充満しているということが
ありえるのだろうか・・・。
とりあえず、一度捨ててみて直らなかったら
また考えてみることにしよう。
以上、ちょっとした似非ホラー話でしたｗ
“エレベーターで宇宙に行ける！？”
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一度宇宙いってみたいなー・・・。
