映画「28日後」を見ました。
ゾンビ映画のように見えて、出てくるのはゾンビではなく「感染者」です。そこになんの違いがあるのかはわからないけど、見ていて他作品と違うなと感じた箇所は――
- ゾンビよりも汚くない
- 感染から発症までが異様に早い(20秒くらい)
- 生産性はないがゾンビより理性を感じる
っていう点。
ゾンビってどんどん腐っていって、絶対そんな状態で噛まれても、こちらの肉を引きちぎれるほど顎つよくないだろ!ってツッコんでしまうんですけど、この映画の感染者はちゃんと強そうでした。
あと発症速度が早いのも印象的。普通のゾンビ映画だと、発症までの時間は人によるって設定画多いので、親しい間柄のキャラだと作者の都合で発症までが長引いて描かれがちだったりするんですけど、この映画はみんな一律で20秒そこらで即座に感染者になります。容赦ないね。
最後にゾンビより理性的に感じます。なんか動きが人間らしさが残ってる。最初の神父はゾンビっぽいんだけど、トンネルで主人公たちを追いかけてきた感染者が、車で逃げていく主人公たちを見て「あ~逃げられた~……」って落胆しているのは完全に中身人間でしょっていうシーンでした。
ひとつ発見だったのは、タイトル。
28日後っていうタイトルがすごく便利で、普通作品を見ていて、突然暗転後に「1年後…」ってテロップがでると「おい!」ってなるじゃないですか。
あれが、この映画だとそうはならないんです。
暗転後に「28日後……」って出たとき思わず「ずるい」って思いました。
そのタイトル、便利すぎでしょ。