映画「アナログ」を見ました。
世間の評価はめちゃくちゃ高かったんですけど、とんでもなくつまらない作品でした。
なんだこれ……。
表現、感情、設定、すべてがあまりに薄っぺらすぎてとくに感想がありません。
主人公が全然好きになれないし、ヒロインにも全然感情移入できないっていう珍しい作品でした。
あとアナログっていうタイトルがいうほどテーマに関わってこなくて驚きました。そんなタイトルにつけるほど重要な設定だったの……?
この映画でアナログな部分って、主人公の仕事の設定とスマホ持たず待ち合わせしてたことと糸電話のシーンくらいだけど、それらはただ舞台を盛り上げるための設定であって「タイトル」ではなくない……?って思ったんですけど、どうなんだろう……。
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その後、映画「ゴーン・ガール」を見たんですよ。
妻が失踪して夫が探す話なんですけど、夫が犯人あつかいされるけど妻もやべえやつで……っていう話です。
で、見てたら要所で既視感があったんです。
(あれ?このシーン知ってる気がする……)
(たぶんこのあと女はハンマーで自分の頬を殴る……やっぱりそうだ……)
みたいな。
でも、そのほとんどのシーンには見覚えがないし、話の流れも覚えてないし、もちろん終わり方もわからない。けどピンポイントでなぜか知っているシーンが流れる。
そして思ったんです、もしかして……って。
私は恐るおそる自分のブログを開き、検索します。
「ゴーン・ガール」と。
いつもなら、即座に検索結果はありませんでしたとでるところ、しばらくグルグルと回ってロードしてるじゃありませんか。
そして結果画面に2件の記事がヒットします。
おい、まじか……私はこの映画を見たことがあったらしい……。
それもわりと最近、2021年の今と同じ6月に。
Oh...なんてこった……
そんなわけで意図せず2回同じ映画を見てしまったわけですが、前回と今とで大きく違う点があります。
それは2021年の頃は私がまだ社会猫だったときなんです。今は家猫になって久しいんですが、この自分の立場によって映画の見え方が全然違うってことを実体験しました。
いやあ……そういう立場的に主人公に感情移入できる部分もあって、ちょっと怖さが増してましたよね。