我が家のインターホンが鳴り、出てみるとそこには警察が。
警官「〇〇から来ました」
例のチューリップ事件があって依頼、この近辺の警察への信頼は上がっている状態なんですが、今回はそのとき知り合った方たちとは別の人でした。
警官「最近、警察来ました?」
私「来たというかこちらから呼びました」
警官「あ~……たぶんそれは違うやつだと思いますけど」
なんの用かというと「巡回連絡カード」というものに個人情報を書いてくれとのこと。
あやしい、あやしすぎる。
私「前来てもらったときに個人情報書いたんですけど……」
警官「それとは違うやつなんですよ」
怪しいが見た目がめちゃくちゃ警官なので一瞬信じかけたんですが、世が世なのでこの警官が本物かどうか信じ切ることができません。
おまけに、その警官の胸元に着いた無線機から、リアルタイムでめちゃくちゃ声が聞こえてくるんですよ。
「ザー・・ザー・・・〇〇〇〇~~~ザーザー」
これが偽物だったとしたらやたら手が込んでるけど、これもこちらを油断させるための小芝居かもしれん、そう思うくらいには警戒してました。
あたりをキョロキョロ見てみてもパトカーとかバイクとかないし、二人組でもない。
私「これ今ここで書くんですか?」
警官「ええまあ、事件の合間とかにきてるので次いつ来れるかはわからないんです」
うーむ……返答もあやしすぎる。
私「これって絶対書かないといけないやつなんですか?」
警官「強制ではないですけど、こっちも国から言われてやってるので……」
私「あ~……どうしましょうかねえ……」
警官「なにか理由があれば別ですけど……たとえば警察が信用できないとか――」
警察というかあなたが信用できないんだよなあ……って思いながら、ついに閃きます。
私「あ、これあとで交番に直に持っていっても良いんですか?」
警官「あ、それでもいいですよ」
ということで一件落着。
その後調べてみたらちゃんと警察のやつでした。
我ながらよく頭が働いたなと思います。交番に持っていけば確実にそれが怪しいやつかどうか分かるし、もし本物でも問題なく警察の手にわたります。チューリップ事件があったから出てきた発想だと思うと、なんとも皮肉なものですね。
しかしこれが本物だということは、逆に言えばこれを利用した悪質な手口も生まれる可能性があるわけで、住民としては警戒するに越したことはないなと思いました。