どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

ようやく理解できたこと

本日の晩ごはん。

嫁が昨日作ってくれた椎茸と鳥肉の団子と、それの付け合せで私が作った白菜と春雨の鍋(ごま油風味)。余った食材があると、それをベースに献立を考えれるから楽でいいですね。なにもないところからだと結構たいへん。

あと最近になって気づいたんですが、よく母親や嫁が料理をつくるときに「これが食べたいからこれを今夜は作ろう」っていうセリフを聴いてて、ずっと違和感があったんですよ。

なぜなら「それが食べたいなら、それをお店に食べに行けば?」ってずっと思っていたから。あまりにシンプルに、何の悪気もなくずっとそう思ってたんです。

が、最近になってその言葉の意味がやっとわかりました。

思い返せば、母親はたしか「そりゃお店に行く方が美味しいに決まってるけど、せめて自分で作るからには食べたいものにしたいじゃない」って言ってたことがあったなあって。当時まだ子供だった私は、その言葉の意味がわからなかったんですね。

いや、言葉としての意味はわかってたんですけど、理解ができないっていうやつでした。

なんだろう、じゃあその理解した内容を話してよって言われても難しいんですが、ひとつは作ってみると存外楽しいってこと。そして、自分で作った結果ちゃんとできたものはちゃんと美味しいってこと。つまり「〇〇が食べたい」ということが着地点ではないってことですかね。

作ること、お金をかけないこと、栄養のこと、食べてもらう相手のこと、そんな諸々が前提としてあって、今夜のおかず何にしようかしら、なんだなって。

当たり前のことなのにね。こうして自分で毎日作ってみて、ようやく意味が理解できるなんて、人間不思議なもんですね。