FF7未プレイの私が、まさか「ゴールドソーサー」に行く日が来るとは！
右も左もわからずフラフラ歩いてたら、噴水？っぽい床に入った瞬間飛び上がって、身体がビクッってなってました。これで2F行けるの便利～。
おそらく日課らしい数字当てをやってみましたが、ちゃんとゴールドソーサーも賑わっていて関心しました。なぜ関心するかって、お隣DQXのカジノなんて、もう誰も歩いてないんですよ。天下のドラクエのカジノが「無人」ですよ？
振り返ると、誰もエレベーターに乗らないんですよ
それはさておいて、今日も今日とてメインストーリーを進めてました。
黙々と遊ぶこと数時間。時刻は23時半を回ります。
（うーーーーん・・・行くかぁ・・・）
私の視界に入る「コンテンツルーレット」の文字。
いわゆる「日替わり」で、経験値がたくさん入るらしいんですが、DQXと違って日替わりするにもPTを組んでIDに挑まなくちゃいけないんです。DQXにはレベルシンクの概念がないので、初心者がPT組んでも強い人が何とかしてくれるんですが、FF14はそう甘くない。マジで命が重いこのゲーム。やればやるほど、初めて3日目の人にそんな酷なこと要求する？？？って気持ちにされられます。
でも、日替わりのリセットタイミングが0時だとしたら、さすがに行かないのは勿体ない。昨日は身内に手伝ってもらったので、今回は野良で行くべきなんだろうなあ・・・ってことで、いざ覚悟を決めて挑んできました。
「とはいえ昨日行ったばかりだし、さすがに大丈夫っしょ！！」
あのときの私はそう思ってました・・・。
今回あたったのは「封鎖坑道 カッパーベル銅山」です。
むむ！
ここは昨日、寝る直前に行ったやつ！！
つまり・・・一番記憶に新しいやつ！！
これは、いける・・・・！！
実際、初見ではないので「初見タンクですけど・・・」っていウソを付くのも野暮だし、何も起きなければそのまま解散するだけだろうと思って、無言で突入。
誰も動こうとしないので「お、これはタンクの私が進むのを待っているんだな・・・！」と察して、何もチャットを打つことなく突撃したんです。
遠距離から「シールドロブ」でタゲとって範囲攻撃へ移行・・・心で繰り返し念じていたのは、シンジ君のそれでした。
・・・しかし、何かおかしい。
何がおかしいって、誰もついてこない。
ん？ なんで誰もこないの・・・？
謎の空気の中、そのまま剣を振り回す私──そして、いくら攻撃しても、敵のヘイトが緑色のままであることに気づきます。
「なんでだ・・・何かがおかしい・・・おかしいのはわかるが、何がおかしいのかがわからない・・・！」
初心者にとって、なにか一つでも昨日までと違うと、途端にわけがわからなくなるんです。
そのまま、遠くから弓が数本飛んできて、結果的にワチャワチャして最初の雑魚の群れは倒せたので「なんかわからんけど、勝ったからよし！」って精神で目の前のエレベーターに乗ったんですけど・・・振り返ると、誰もエレベーターに乗らないんですよ。
「なんで？ なんでみんな来ないの！？」
さすがに何かが致命的におかしいんだろうと思い、そういえばチャットでメッセージがきてるかもと、慌ててチャット欄を確認したんですが、そもそも「チャットのどのタブに味方からのメッセージが表示されるのかもわからない」のが初心者なわけです。
いろんな戦闘のログが連なっているせいで、メッセージが流れてしまったのか、そもそも誰もチャットしていないのかも分からない状況で必死に調べていたら、明らかにシステムログではないメッセージを見つけます。
「タンクさん、アイアンウィル使ってください」
もうね、血の気が引きましたよね。
最近血の気が引いたことなんて記憶にないですよ。
アイアンウィルとは≪タンクが何よりも優先して使わなければならないスキル≫です。
うん、知ってる。知識としては知ってる。初心者の館で習ったもの。なんなら何度も言われたもの。
でもね、これ一度使うと「永続」なんですよ。永続だから、初心者の館で何度言われようとも、その都度かけるわけじゃないんです。結果として一度使ったらもう操作として使わないんです。
そのくせ、ログアウトで消えたのか、メインストーリーの何かのタイミングで消えたのかわからないけど、今日ログインしたら消えてたんだもの！！
・・・っていう言い訳をしたいんですが、とにかくこのときは血の気が引いて、頭に浮かんだのは「アイアンウィル」をするのか「みんなに謝るのか」の二択でした。
※同じ過ちを繰り返さないために調べてみたら、おそらくIDのレベルシンクをしたあとはアイアンウィルが自動で解除される仕様のようです。そういう・・・ことか・・・！！
さて、みんな変わらずその場でジッとしてたので、少し冷静になって、アイアンウィルしてから謝っておきました。誰だったか「いいよ～」って言ってくれたんですが、内心すべての自信を失い（もともとそんなものはないけども）それから先のアクション含め、何も手を出せなくなってました。
始めて3日でDQXのエンドコンテンツみたいな気分になるとは思いませんでした
火薬拾って穴にいれて発火するっていう流れも、昨日みんなが教えてくれたのに・・・！何も・・・できない・・・！あまりに無力・・・！！
間違ってたら嫌だし・・・他の誰かやってくれるし・・・っていう気持ちでいっぱいでした。
すごいですね、始めて3日でDQXのエンドコンテンツみたいな気分になるとは思いませんでしたよ。おそるべしFF14。別に何か文句を言われたわけでもないのにこの凹みようは、なかなかすごいです。
昨日クリアしたはずのIDなのに、結局何もわからんまま最後のボスを倒して、さあ脱出しましょうってタイミングでチャット欄を見ると「タンクさん、ちょっといいですか」って書かれてて。
内心「はいぃ…」っていう感じですよ。むしろ好きなだけ罵ってくださいっていう。
そしたら、そんなことなくて、残っていたお二人から色々と教えてもらったうえに、外に出たら会いに行きますよって言ってくれて、私が元いたハイブリッジの下の出っ張った橋にチョコボで飛んできてくれて、フレンドにも誘ってもらえて、結構長いこと雑談してました。
なんだ・・・このあったけえ世界は・・・・・・。
聞くにお二人ともプレイ歴は1年未満らしいんです。らしいんですけど、ほんと優しくて詳しくてめちゃくちゃ助かりました。
一人はクラフト？のレベルがカンストしてるらしく、もうひとりはマウントをいっぱい持ってるよねって話をしてて。
「せっかくなので乗ってみます？次はどこに行く予定だったんですかね」って言ってくれたんですが、この周辺のクエストやってる最中でしたって話をすると、じゃあこのあたりを軽く一周だけしましょうって言ってくれて。お言葉に甘えたら思ってたよりでかい乗り物が出てきて焦りました。こんなのもあるのか！
みんなで相乗りしていざ空の旅へGO。
私はいま最高にMMOを堪能している・・・！！そう思えた瞬間でした。
一人が操縦して、もうひとりと雑談してたんですが、他にも色んなことを教えてもらいました。何教えてもらったのか覚えてないですけど・・・。
ぐるっと一周して、それじゃちょっと離席しますねって一人がログアウトして、もうひとりの方としばらく話したあとで「サブクエの続きやってきます」って別れました。
ここで終わっても良かったんですが、もうちょっとだけ続きます。
ハイブリッジ周辺の雑魚を討伐するクエストだったんですが、現地へ行くとなにやらクソでかい黒いドラゴン（Lv50）がいるじゃないですか。
「なんやあいつ・・・なんであんなのが、こんなとこ彷徨いてるんや・・・」
さながら、ドラゴンズドグマで初めて森の中でレッドドラゴンを発見したときと同じ感覚でした。
ふと左上を見ると、まだ先程のPTを解散していなかったので、チャットで「目の前にやばそうな黒いのがいますね・・・」って話をしたらまた飛んできてくれて。
「周辺の雑魚に用があるだけなんですけど・・・」って言ったら、ちょっと待っててくださいねって言って、なんか強そうなジョブに変身して颯爽と退治してくれました。
うひょ～！かっこいい～！
こういういかにもMMO！って感じのやりとり大好きなんです。私も昔、DQXで似たようなことやったなあって思い出してました。あのドラゴンなんだったのかと調べてみたら検索でヒットしないんだけど、あいつまじで何だったの・・・。
いやあ、IDでアイアンウィル忘れたときはどうなることかと思いましたが、忘れたおかげで話しかけてもらえたような気もするので、こういうのも含めて、MMOだよなあ・・・って実感した一日でした。
