鬼滅の刃の最終巻を読みました。
作品としてみたときに思ったのは、ちゃんと鬼滅という作品が描きたかったであろうテーマの内容に対して、くどすぎず、それでいて説得力のある描き方ができていたことが、すごいなあって思ってました。
作り手側からみて思ったのは、ボス倒した後の後日談をあそこまで具体的に描くのはすごいなって思ってました。
以前も話したとおり、私は最後を蔑ろにしがちなんです。ボス倒した後のエピソードとか超適当になっちゃう傾向にあります。ボスを倒した後こそが重要なシナリオならちゃんと頑張るんでしょうけど、ボス倒した後がただ平和でしたって終わるのなら、それって別に想像できる範囲なんだからわざわざ描かなくてよくない?ってサボりたくなっちゃうんです。
ドラクエでいえば竜王やシドー、ゾーマをたおしたあとの世界各地のモブの台詞をいちいち作るのめんどくさくね?っていうそれです。
遊ぶ側はモブに話しかけにいくか、王様に直行してエンディングを見るか選べますけど、作り手は50%の確率で意味のないものを作るわけですから腰も重いわけです。これがエピローグこそ意味のあるシナリオなら全員が見るわけだから頑張れるんですけどね。
Zetimaなんかはまさにそれだったなあと。トゥルーエンド以外のエンディングはクソ雑なんですが、トゥルーエンドだけはボス討伐後がメインだったのでめちゃくちゃ丁寧に作った記憶があります。そりゃそうなりますよね。
忍屋はそういうのないのでボス倒したらサクッと終わります。天誅弐インスパイアなので、80%くらい演出が天誅弐と同じです。知ってたら笑っちゃうレベルで。
話がそれましたが、鬼滅はちゃんと後日も事細かに描いててえらいなあって思いました。