どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

Skebを使ってみた所感

Skebというサービスをご存知でしょうか。簡単にいえば「有料版お題箱」みたいなものです。Twitterアカウントで登録したら即座に利用できるので、誰でも好きな絵描きに有料でイラストを書いてもらえるサービスです(イラスト以外にも声の依頼もできるそうです)。頼む側も作る側も、Skebに登録していることが前提です。海外でいうコミッションサービスですね。

skeb.jp

今回、自分が登録したことすら忘れ、更に副業と重なったこの時期に、ありがたいことにリクエストがきまして──Skebを使ってみた所感を書いてみようと思った次第です。

Skebは、とにかくクリエーターにものすごく有利なサービスで、依頼主とのやり取りは最初の一回だけ。あとは煮るも焼くもクリエーターの自由です。依頼がきた時点ですでにお金は支払われたようなものなので、あとは承認さえすれば棒人間を描いても金額は入ってきます。私は、仮にもお金を支払ってもらうのだからと、久しぶりに真面目に線を描いたのでした。

期限に関しても、承認するかどうかすら一ヶ月くらい猶予があるし、承認してから納品までも一ヶ月くらい猶予があります。超ゆるいです。ゆるすぎて逆に試されてる感じがあります。事前事後問わず、やり取りをしちゃダメって規約があるので、ここってどうしするのがいいんですか?みたいな質問もできません。すべてクリエーターの裁量次第です。

こちらからは作品にすべてを託して送り出さないといけません

そして納品したデータも、どう扱おうがクリエーターの自由。つまりクライアントには何のメリットもないんです。ひでえサービスです。好きな絵を描いてもらった(ただし他の人も同じものを享受できる)ってことです。クリエーターにとっては面倒事がないので非常に助かるんですが、もうすこしクライアント側にも何かメリットがあればいいのになって思ってしまいます。

f:id:dokococo:20200309093335j:plain今回イラストを納品したあと、とても気に入っていただけたようで、更に上乗せといった形で金額をブーストしていただいたんですが、そういったことに対しても一切こちらは反応できないんですよね。TwitterでDM送ろうかとも思いましたけど、このあたりの采配がいまいちわからない。もっとこう、感謝の気持ちを伝えられればと思うのですが、こちらからは作品にすべてを託して送り出さないといけません。そういった意味では頑張って描いたかいがありましたが・・・とまあそんなサービスでした。頂いたお金で、ちょっといいルーターでも買おうかと思います。