どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

TRPG反省会

私が体調不良の絶頂だった土曜日の夜、いつもの集まりでTRPGの話をしてたようで・・・私もあの場にいたかったなあと思う反面、いたらいたで、私のことだからその場の勢いで発言した内容にあとで後悔してそうだなって思ったので、ある意味いなくて正解だったのかもしれません。

 

ほんと難しい問題だなって思うんですが、そりゃ難しいですよ。

だってTRPGは、人間同士のお話ですもの。

 

人は一人じゃ生きていけないってよく言いますけど、相手あってこその人生なんです。感動するのも不満を漏らすのも、すべては相手がいてくれてこそ。だから人は、相手に対して尊ぶ気持ちを持つべきなんですよね。TRPGにしろMMOにしても同じ。画面の向こうには人がいる。これを忘れてはいけない。

 

「自分の発言に後悔しないように」って前提で考えると、どうしても説法みたいな感想になっちゃうんですよね。

 

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説法はさておいて、私がTRPGをやってたときに、初期の頃から思ってたけど大っぴらには言わなかった2つのことを書いてみようと思います。

 

◆1つ目は、レスポンスの遅さ

これは初期からずっと気になってました。レスポンスがとにかく遅い。初期の頃にこれを感じてしまったので、ああ、チャット型のTRPGってそういうもんなんだなって思ってしまった。当時の私はいろんなことに手を出しすぎてて、とにかく何もしない時間というのが苦痛でした。会話と会話の合間に数分の空白があるんです。それが当たり前なのだと知ってから、同時進行でいろんなことをするようになりました。ドラクエやりながら、動画みながらTRPGに参加していたのは、初期の頃に味わったレスポンスの遅さが一番の原因だったと思います。私の中でのTRPGって、もっとその場で会話しているかのようなスムースなやりとりを期待していたんだと思います。でもチャットだと返答に悩んでいる時に無言の時間があくのはしかたない。でも、これがもし全員が全力でセッションに向き合う姿勢をもっていれば、あるいは肉声によるセッションであったなら・・・こんなことは起きないだろうなって何度も思ったものです。でも難しいですよね、色んなタイプの人が参加してますから、自分の理想を押し付けるのは無理って話です。人が文句をいってしまうときって、得てして自分の思い通りにいかないときなんですよね。

 

◆2つ目は、私の理解力のなさ

私の理解力がなさすぎて、セッション中、とにかくみんなについて行けないと感じっぱなしでした。これは最初から最後まで、数年間にわたって変わることはありませんでしたね。これは誰が悪いとかではなく、私がチンパンなのが悪いんです。まずルールが理解できない。専門用語が理解できない。戦闘もうまくできない。探索の典型がわからない。ストーリーで今何が起きているのか理解できない。先週どこまでやったか、モメていた理由は何だったか、何も思い出せない。まるで一度授業においていかれたら次からもう取り戻せないような感覚に近いものがあります。毎週前回のあらすじといってみんな楽しそうに「あらすじになってないあらすじ」で盛り上がっているのをみて、正直そこは真面目に前回何があったのかを3行で説明してほしいなって思っていたものですが、みんながわかってるのに私だけのために教えてもらうなんてことはいえるはずもありません。だって私が理解できていないのが悪いのだから。今にして思えば、セッションが始まる前に先週のリプレイを見て、復習したうえで臨んでいれば少しは違ったのかなとは思います(そもそも一期はリプレイがなかったんですが)。シナリオには難解なものが多くて、複雑な事件モノはほんと苦手でした。なので、わかりやすい、自分がちゃんと理解できるシナリオ進行のときには、その時の鬱憤を晴らす勢いで存分に発言して楽しむようにしてました。二期でいえばNPCの女の子と掛け合うシナリオとかすごく楽しかったんですよね。仲間と一緒になってNPCの女の子を弄り倒して、たぶんGMの中にはなかったであろう結末にもっていけたのもTRPGならではの自由度を実感できて、とても嬉しかったのを覚えています。

 

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これら2つって悪循環になってまして。ただでさえ理解力がないのにレスポンスが遅いことを理由に他のことする。違う情報が入ってきて余計にわからなくなるっていう悪循環。他の人が10理解してるとしたら、私はきっと5すら理解できてなかったと思います。だから会話に参加できない。結果として上手に参加できないのだから、ほんと悪いことをしました・・・。

 

一期TRPGの時は初顔合わせだったし、私が一番年下だからってのもあって、なおさら聞きづらいのはありました。二期は少しはマシになったとは思うけど、それでも染み付いたものが抜けませんでしたね。本当に申し訳なかった。みんなにも悪いし、GMがせっかく作ってくれたシナリオのほとんどを、満足に遊べなかったわけですから。今なら聞けるだろうか。わからないタイミングでちゃんと聞けるだろうか。どうかな、やっぱりまた色々考えちゃって、結果聞けずじまいになるかな・・・。

 

とまあそんな反省点が今もなおずっとあります。まるで昨日のことかのようにあります。ほんとに。数年前だなんて信じられません。嫁さんにもよくいわれますけど、私は根に持つタイプなんですよね。自分のしでかしたことなら尚更です。

 

もし次にTRPGをやる機会があったら(できればレスポンスの早い環境下で)他のことなんか一切やらずに、TRPGに全力投球したプレイをしてみたいなって思います。