どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

HEAVY RAIN -心の軋むとき- クリア

HEAVY RAIN クリアしてきました。

とても感想を挙げるのがむずかしいゲームでしたが……

 

ここまで海外ドラマ風にするなら、マルチエンドやめない?

マルチエンドにしたいならオートセーブやめない?

オートセーブさせるならゲームシステムしっかり作らない?

 

これが率直な感想です。

 

ゲームシステムが稚拙なので、思ったような選択肢を選べない。選択肢が精神状態によってぶれすぎてて、そもそも視認できない。そのくせ時間制限があったりする。スタートボタンで時間止めることもできない。そもそも感情移入できてないので、焦る演出というよりただストレスを感じる演出にしかなってない。感度が厳し目なQTEと押さないといけないコマンドの視認性の悪さのせいで主要人物が普通に死んでオートセーブが入って萎えて没入感からどんどん外れていく悪循環。製作者がやりたかったことはわかるし、新しいジャンルを開拓したかったのもわかるけど、このあたりがどうしても気になってました。

 

嫁さんとチャプターごとに交互に操作しながらやってたんですが、嫁さんはクリアしたときには「面白かった」と入ってたんですけど、わりと頻繁に隣でキレてたので私は気が気じゃありませんでした。

 

最終的に私たちの「HEAVY RAIN」はどんな結末だったのかを言っておくと、イーサンは発電所の試練で失敗。電気地帯に乗り込むとき、嫁さんが「よーしやったるぞー」って張り切ってたんですが、その前に周囲を散策しようと隣の部屋をあけたら「立ち去る」のコマンドを選択して、PLの意図に反して発電所から撤退し失敗扱いに。これは「立ち去る」の意味を別の解釈をしてしまったから起きた事件。開けた先から立ち去る、つまり電気地帯に戻ると勘違いした行動だったようです。立ち去る=発電所から立ち去るなんて思ってもなかったという。そりゃそうですよね、そのためにここまで苦労してきてるわけですから。そんなところに離脱ポイントを置くんじゃない。その前のガラスの破片の時点でだいぶ嫁は参ってた様子で、自分のことじゃなくてイーサンが可愛そうだという思いでプレイしてるもんだから、ただの苦痛でしかないんですよね。別にゲームにSAW的なもの期待してないっていう。そんなことがあって、やっと最後の電気地帯だ!がんばるぞ!って意気込んだらシステムに殺された感じ。そしてオートセーブ。これで最高に萎えてたので、続いての指を切る試練もハイハイって感じで華麗にスルー。これまたSAW的なものは求めてない。人殺しの試練は「まあこれくらいやっとくか、こいつ屑だしゲームだしな」って気持ちでやろうかと思ったら娘がいるって言い始めてさすがに無理でした。そんなわけで、1つしか試練クリアしてない状態で最後まできて、毒薬を飲めまないと息子の居場所がわからないっていうもんだから、まあ最後くらい飲んどくかと飲んだわけですよ。ていうかこれで居場所わかるなら今までの何だったんだ?って思いながら飲んだら「最後のメッセージが送られました」と出て。一体何のことかと思ったら、これまでの試練をちゃんとやっていれば、それぞれにメッセージが送られて、つなげると息子の監禁場所の住所になるってことだったらしくて。それ最初にいっとけよ!1つ目の試練しかやってないもんだからそんなことになってるってわかんなくて、どうせわかんないなら最後飲む必要なかったんじゃね?ってまた萎えてました。

 

その後ジャーナリストの女性がやたら頑張って、犯人の部屋で監禁場所を見つけて、犯人にバレて閉じ込められて火つけられたんだけど冷蔵庫に避難したらなぜか爆発から生還して。イーサンに監禁場所の住所教えて息子助けてクリアです。FBIは途中、車スクラップにしてるとこの特別重要でもないおっさんにQTEで殺されて激萎え。ボタンの視認もわるいし感度もわるいしオートセーブ入るしひどい有様でした。こいつ気に入ってたんだけどな……っていうやつがあっさり死ぬもんだからこりゃ萎える。

 

結果としてそこそこハッピーエンドで終わったような気がするんですけど、この中途半端なエンドいる?っていう感じ。これなら最初からひとつのエンド用意して、ラストオブアスみたいに映画風なゲームで「死んではチェックポイントからやり直して、感動的なフィナーレを迎える」でよくない?それならたぶん普通に楽しめてたよ?っていうのが素直な感想だったんですが、そもそもそういうジャンルのゲームを作りたかったわけではないのだから、そこは言ってもしょうがないですね。

 

いやあ……次にやるのは当初おすすめされた『BEYOND: Two Souls』……この手のゲームが苦手だということがわかった上で、果たしてどうなるか……。

 

Web拍手レス

テンション低く見えたのは気のせいじゃなかったのか….。なんというか、捌くように売れちゃいましたもんね…。「ナナさんやべー人気じゃん!」って喜ぶより、「違うそうじゃない」と悲しくなっておりました。それでいてお知り合いも来ていなかったのなら、そりゃそうだろうと…。力貯めでテンションが上がらない現実はクソゲー

 

最後だから、この界隈の仲のいい人たちで飲みたかったなあっていうのが大きいですが、こればかりは仕方ないですね。贅沢な悩みだと思います…。