どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

若おかみは小学生!

若おかみは小学生!を見てきました。

 

直前まで、全然席がうまってなかったのに、いざ映画館へ言ってみるとかなりの人数入ってました。深夜0時開始の映画だってのに、どっから湧いてきたんだこいつら・・・。

 

以下感想(ネタバレあり)

 

文句の付け所がない作品でした。嫁さんはタイトルがもったいないって言ってましたが、たしかに一般層はアニメと小学生を結びつけた結果、変に解釈されると見づらいかもしれませんね。

 

あまりに非の打ち所がない作品だったので冷静に振り返ってみたんですが、流れだけ見ると普通なんですよね。小学生が交通事故で両親を失くして旅館に引き取られて頑張って成長する話。よくあるパターンだし、描かれてる内容も普通っちゃ普通です。幽霊がでてくるのだって特別珍しいわけではない。それなのに、なぜここまで心に残るというか、胸にひっかかっているのかを考えると、普通ではない部分があったからなのかなって。

 

普通は最後に出てきませんよ、親を殺した人が。これが推理ものとかじゃ当たり前ですが、これは故意ではない交通事故ですよ。普通はどこぞのだれかが、ってことにして済ませちゃいますよ。そこをあえて出してきて、さらにそれがお客様で、それを乗り越えていく。やばいメンタルです。トラウマの描き方がすごく勉強になったし、それを乗り越えていく姿もすごく勉強になりました。毎度、悪い人が一人も出てこない名作ってすごいなって思います。今回もそれでしたね。みんな悪くない。

 

事前知識なしで見たんですけど、真っ白な気持ちで見れて良かったなあって思います。そりゃこの作品みたら、みんなTwitterでの感想が「おっこ…」になりますよ。だって下手なことは、いいたくないですもんね。