どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

真夜中の警報機ガバガバ事件

夏コミの色紙を9枚描き終えて、深夜に始まるウメさんのプレミア大会を見るべく仮眠でもするか~って思ってた矢先、一本の電話が入った。

 

パートのおばちゃんからである。時刻は20時過ぎ。こんな時間に何事かと思えば、なんでも会社で火災報知器のサイレンが鳴り響いているらしい。警察も消防もかけつけて、大騒ぎしているのだとか。このおばちゃんは会社の眼の前に家があるので必然的に最初の発見者となるのだが、社長に電話してもつながらないとのことで、私にかけてきたのだ。

 

おばちゃん「とりあえず来てよ!近い人誰かなって思ってブルク君近いでしょ?

私「引っ越してからは私も結構遠いんですけど・・・

おばちゃん「じゃあ他に近い人いる?

私「後輩ちゃんならわりと近いかなあ・・・

おばちゃんは「わかった、電話してみるけどブルク君も来て!

私「ひえええ

 

風呂に入ってた嫁さんに会社行ってくると伝えると、鍵わすれないようにねと言われたので、会社のカードキーを持って、ガソリンが2メモリしかない長門一号で出かけることに。

 

会社に近づくと、確かに警察と消防の人がたむろしていた。私が到着した頃には、おばちゃんの他に後輩ちゃんも先にチャリで来てて、オロオロしてたんだけど、どうやら後輩ちゃんは慌てて来たからカードキー持ってくるの忘れたらしい。ハハドジっ子め。そんなわけで私が颯爽と1Fのドアを開けることに(嫁さんありがとーー)

 

1Fを開けたはいいけど、問題はその先にある倉庫で、その倉庫の鍵は7Fにあるという状態だった。7Fに行くにはエレベーターを使うか非常階段で登るかの二択なのだが、非常階段側の鍵は7Fの室内にある。

 

しかし、火災報知器と連動してエレベーターが停止してしまっていて、実質積み状態であった。

 

消防「外階段の鍵を持ってる人はいないんですか?

私「全部7Fの室内にあるので・・・

消防「社長さんとは連絡つかないんですかね?

おばちゃん「さっきからずっとかけてるんですけど(半ギレ

 

消防も警察も我々も呆れ顔である。

 

うちの会社がガバガバなのは知ってたけど、ほんとひでえなって。7Fに入るための鍵が7Fの室内にあって、エレベーターが使えない場合は積みって終わってるでしょ。宝箱の中に宝箱の鍵入れてどうすんだよ・・・。

 

おばちゃん「社長の家、わりと近いので行ってきましょうか

おばちゃん「そもそも家にいるかどうかわかりませんけど

消防「まあ最悪本人がいなくても他の家族の方がいらっしゃればね―――

 

と消防が口にしたところで言葉をつまらせ顔を見合わせる私たち。社長は不倫した結果それが嫁にバレて今は別居中で家には誰かいたとしてもその間にできた隠し子しかいないなんてとても言えない空気でした。

 

消防「とにかく近いならお願いできますか

消防「このままだと近隣に迷惑がかかってしまうので

後輩ちゃん「あ、私も行きます

 

ふたりが撤退して私だけが現場に取り残され、警察と消防の8人くらいに囲まれる私。

 

俺はなあ!寝て仮眠してえんだよ!

ウメさんのプレミア優勝がかかってんだよ!!

 

最初電話あったときに、酒飲んでるから無理ですとでも言えばよかったと思いつつも、簡単に嘘をつけるほど犯罪係数はたまってないので素直にきちゃいましたよね。

 

おばちゃんからの連絡を待つ間、遠くに住む同僚にLINEしてみると新たな情報が。

 

私「かくかくしかじかで1Fの倉庫って開ける手段ないよね

同僚「社長ならマスターキーもってるはず

 

ほほう!?

うちにマスターキーなんてシステムあったの?

ガバガバなのに!?

やるじゃん!!

 

とりあえずその情報を消防に伝えて、社長さえ見つかればワンちゃんあるという希望が見えてきたタイミングで待つこと数分。おばちゃんから電話がかかってきた。

 

おばちゃん「家にもいないわ・・・車はあるっぽいけど

私「はーーーーつっかえ

 

私「社長家にもいなかったようです・・・

消防「そうですか・・・

消防「となると鍵の110番にかけてもらって開けてもらうしか無いですね

消防「そういった責任取れる方っていらっしゃいませんかね

私「課長にかけてみます・・・

 

アナウンス「おかけになった電話は、現在電源がはいっていないか――――

 

私「はーーーどいつもこいつも!!

 

私「・・・だめですね

消防「しかしこのままでは私達たちも解決するまで帰れないんですよ

私(私は帰りたいんですけどね)

 

責任なんか取れねえよって思いながらも突っ立ってたら、催促するかのように話をすすめてくる消防。

 

消防「他に手段ありますかね

私「ないですよね

消防「私達も火事なら窓ぶち破るんですがね

消防「私達も無理に鍵の110番しろとは強要できないんですよ(脅迫

私「そ、そうですよね・・・

私「わかりました、番号とかわかります?

消防「調べれば出ると思います

私(そこまでこっち任せなんか・・・)

 

その頃おばちゃんと後輩ちゃんが帰ってくる。

 

私「かくかくしかじか

おばちゃん「鍵の110番ならすぐそこにあるよね

私「見つかりました、電話してみます

 

とぅるるる・・・・・・・・・・・・・・

 

私「繋がりませんね・・・・

消防「大体が個人経営ですからね

私「はーーーーぁじよおおお

消防「他の鍵の110番にかけてみてもらっていいですか

 

めんどくせーーーーって思いながら、おばちゃんや後輩もいっしょになって繋がる110番を探すもののまじでどこもつながらない状況。そんな中、おばちゃんが正社員のおばちゃんに連絡してたらしくて、そのおばちゃんが今からこちらへ来るという。

 

私(別におばちゃんが増えたところで鍵は開かないのでは・・・)

 

正社員おばちゃんがくるまで鍵の110番へかけつづけるフリをする我々。圧力をかけてくる警察と消防。そこへ正社員おばちゃんが小学2年くらいの息子を連れて登場。なんとこの正社員おばちゃんが、社長の隠し子とのママ友的な立場の人という理由で社長のつながらない携帯ではなく家の固定電話番号をしっているという。

 

私(家って、さっき現地いって居なかったのでは・・・?)

 

とりあえずかけてみよう!とかけたらあっさり繋がる電話。ようやく社長とつながった瞬間である。これで一安心と思ってたら社長が全然こなくて、おそらくマスターキーを探しているんだと思いますと消防をなだめながら尺を稼ぎ、待つこと数十分。まるでハワイ帰りですかって格好をした社長が現れ、たまたま1F倉庫の鍵を持ってたようで開けてもらって、サイレンはとまった。

 

私「やっとおわった・・・

消防「えーここで配電盤復活させてしまうとどの火災報知器が検知したのかわからんくなるので、みなさん非常階段で外から入りましょう

私「社長、非常階段の鍵もあるんですか?

私「そもそもうちにマスターキーなんてあったんですか?

 

社長「いやーーーそれがないんだよね・・・・

 

私(やっぱりガバガバだったーーーーごめーーーん)

 

私「家に戻っても無いんですか・・・?

社長「今回たまたま倉庫の鍵をもってただけで・・・

消防「・・・・・・・

消防「しかたないのでリセットしてエレベーターであがりましょう・・・

エレベーターの本来であれば気まずい空気も、正社員おばちゃんが連れてきたキッズのおかげで消防員の態度もやわらかくなり、子供ってすげえなってなりました。

 

正社員おばちゃん「将来は消防員になりたいんだよね~

消防「ハハハ

私(・・・そんな設定ありましたっけ?)

 

その後は各階を周り、何も問題ないことを確認して各自撤退しました。

途中、ガソスタでレギュラー満タンにして帰宅しました。

 

帰宅後は22時くらいになってたので風呂入って仮眠もできず、3時までは起きてたんですが全然ウメさんの試合はじまらず、諦めて寝てから朝7時にネタバレ見ないようにアーカイブを見て、見事ウメさんの初優勝を見届けました。ほんとは生でみたかったよーーー!けどウメさんプレミア優勝おめでと~~~!!

 

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Web拍手レス

前回のコメントのレスをとても丁寧に書かれていたので何回も読んでしまいました。なかなか今まで自分で考えた事がなかったような事もあり参考になった気がします。そもそも私が結婚ガーと考え出したのは、兄・弟が既に其々のお相手と結婚し、正月盆等で実家で顔を合わせることもあり、その時に仲良さそうにしている姿や楽しそうにしてるのを見て、いいなと思った程度のきっかけなので、当然いい面しか見ていませんし、結婚して逆に苦労するようになった点とかは具体的にどんな事があるのかなんて分かりません。まだ、どんな顔でどんな性格の方になるのか全く想像が付かないお相手を想像しながら、なぜ結婚したいかを明確に思い描けばと言われても、具体的に次に起こすべき行動は早々簡単には出て来ませんでした。そう言っている内は、表面上では結婚したいなどと言ってても、心の底からはそうは思っていないのかもしれません。取り敢えず今は、独り身である事にあまりナーバスになり過ぎず、多少スロウスタートでもいいから、まずはラインに立てるように姿勢を変えていきたいと思います。長々とすいません。また何か聞くかもしれません。

 

結婚後の苦労の話は今から考える必要はなくて「結婚=幸せ100%」っていう考えさえもたなければ大丈夫だと思います。結婚したいなと思えたきっかけが、他が仲良さそうにしている姿を見てということであれば、そういったものへの憧れが純粋にありそうな気がしたので、きっと自身のスペックが原因というよりも、単純に出会い運がなかったという意味合いも強い気がします。そして運以外にも、本人は別に努力だと思ってないような何気ない努力ってあると思うんです。だから出会いがある他人を見たときに、なんで他のひとは出会いがあって自分は出会えないんだろうって思うこともあるのかもしれません。私の場合は中学生時代にゲーム好きな今の嫁さんと出会えたという運がありましたし、卒業後も何気なくずっと映画だけは誘い続けていたという努力?があって、今があるのだと思います。なので、いいなって思える人がいたら多少なりともグイグイいく姿勢っていうのは大事なのかなとも思います。完全に待ってるだけだとまず出会いはないってよくいいますしね。仰っているように少しずつ姿勢を変えていくだけでも違ってくると思うので、どうか無理せず自分のペースを見つけてみてください。