どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

南極カチコチ大冒険

先日放送された「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」をようやく見ました。

この映画が面白かった!って思ってる人はそっ閉じしてください。

 

以下感想。

 

突然ですが「あなたが詳しいものってなに?」って聞かれたらなんて答えますか?

 

私が真っ先に思い浮かぶのは「ドラクエ」なんですが、次点で「ドラえもん」なんですよね。

 

コミック14巻の表紙には何が描かれてる?って聞かれたら「ムードもりあげ楽団」って答えるし、夢幻三剣士のボスの名前は?って聞かれたら「妖霊大帝オドローム」って答えるくらいにはドラえもんが好きです。

 

ただ、藤子・F・不二雄が亡くなってからの作品には興味が半減してました。

 

なので未完だった「ねじ巻き都市冒険記」は100%藤子・F・不二雄作品ではなかったため、そのあたりからクオリティが怪しかった記憶があります。そんな中「太陽王伝説」だけは唯一完成度の高い作品でした。

 

さらに声がわさびになって以降、まったくといっていいほど興味がなくなり作品を見ることもなくなってました。信じがたいことに、声が変わってから13年も経過しているらしいです。

 

でもね、わさび声のドラえもんを見た回数は3回くらいなので、13年経とうが私の中ではまだ3回分しか時間が経ってないんです。だからいつまで経っても違和感が抜けない。

 

しかし、とある番組で昔の声優メンバーが世代交代の人たちに向かってエールを送っている姿を見て、考えなしに批判するのはよくないなって気づけたので、今では声に関しては批判的ではなくなりました。

 

そして今回の記事タイトルになるわけですが、過去最高の話題作と名高い「南極カチコチ大冒険」ですよ。

 

公開前から、クトゥルフの狂気の山脈にてがモチーフになってるだとか、明らかに趣向の違うポスターで話題になってたのを覚えています。

 

今の「ドラえもん」と向き合って、懐古厨から脱する時が来た、贔屓目なしに真っ白な状態で見よう。そこでちゃんと現実を受け止めよう・・・って臨んだんですが、これがひどくつまらなくて。どこかでハードルが上がってたのかもしれないですが、いつになったら面白くなるんだと思ってたら映画が終わってました。

 

移動手段として出たソリのひもが、人の形になって一緒にロープ引っ張ってるシーンと、探し物ステッキ(尋ね人ステッキ)が自我をもって動いてるという新しい演出はよかった。

 

ただそれ以外の作りが全体的にあれで、一番の要因は「まったくワクワクしない」ことでした。悪いのは映画じゃなくて、私の感受性の問題かもしれません。これが大人になるってことなのかなあ・・・。

 

ああ、僕はどうして大人になるんだろう

ああ、僕はいつごろ大人になるんだろう

 

気づいたら、なってたんだよなあ・・・。