どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

煽り文と皮肉文

スッと頭に入ってくる文と、頭に入ってこない文がありますよね。

私が毎日かいてるブログは、どう考えても後者のほうです。まるで頭に入ってきません。自分で読んでそう思うんだから、さぞ皆さんには読みづらいだろうなと思います。

ゲームのシナリオを書く上で、この問題はちゃんと取り上げないとなあと思っていたんですが、調べてみると結構な作業になりそうだったので、今回は別の切り口から考察してみようと思います。

何かというと「煽り文」と「皮肉文」なんですが。

不思議なことに、どんな人が書いても、煽り文って読みやすい気がしたんですね。

煽りというか文句というか、批判的な文章でしょうか。

他人の不幸で飯がうまい!なんて言われる人間社会ですから、他人を罵倒している文って自然と頭に入ってきやすい気がするんです。日本人特有の現象かもしれませんが、そういう悪ノリに便乗しやすいんですよね。

もちろん自分の好きなものをバカにされてたらイラっとするでしょうけど、それと読みやすさとは別な気がします。ついつい読んじゃうんですよね。解説文ではなく、心の叫びとでも言いましょうか。感情で訴えてくる文というのは頭に入ってきやすい気がします。

しかしただの煽り文だけだと、ただの嫌な奴で終わってしまうので、ここに皮肉というエッセンスを加えます。

そうすると、ただの文句を垂れてた文章にささやかな笑いが生まれます。

煽りに皮肉を加えようが、結局は煽りっぱなしで終わってるだけなのに、なぜか表現がやわらかくなるんですよね。不思議なものです。

昨日、私が書いたDQXの日記にもその手法を使ってみました。

DQXへの批判が多すぎるせいか、運営がとうとう自分たちへの応援コメントを募集し始めました。表向きは5周年目のお祝いコメントということになってるみたいですが、これってDQX楽しいよ!っていうコメントをもらって自分たちのモチベに変えようとしてますよね。悪いことじゃないと思います。どんどんやっていきましょう。

前半が煽り文で、最後の「悪いことじゃない~」が皮肉文になってます。

この一見、皮肉なのか本当にそう思っているのか分からないギリギリのラインにするのが味噌ですね。

私が毎日ブログを書いているのはあくまで記録のためですが、それでもどうせ毎日書くからには読みやすい文を心がけたいものです。

また別の機会に、ゲームシナリオで役立つ文の考察をやってみたいですね。そうとう大変でしょうけど。