どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

逃げ恥

ドラマの逃げ恥が最終回だった。

この主役の二人のやり取りが、ほんと私たち夫婦に似ていて

今でこそ笑いながら見れているあたり、今は幸せなんだろう。

男性側は毎回ロジカルに討論をはじめて

女性側も余裕があるときはそれに付き合いロジカルになる。

でも感情的になっているときはそれどころじゃなくエモる。

かつて、1年前まで同じことを経験してきたからこそ

あ~~~どっかで見た光景だね~ってなりながら見れた。

契約結婚とかそういうフィクション的な部分は置いといて

恋心だとか、同棲生活とか、それからしばらくたったあとのこととか

そのあたりの感情や演技演出といったものが

非常にリアルに描かれた作品だったように思う。

自分で経験して、自分で考えて、自分の答えを出した結果

人は少しずつ成長していくものだけど

このドラマではそれらの答えをつらつらを並べられているようで

自分が答えを見つけられてない時期に見なくてよかったなと。

これが結婚した初期段階で見てたらどう見えてただろうか。

ネタバレくらったような気分になっただろうか。

それとも他人事すぎて理解できなかっただろうか。

おそらく当事者からするとそれどころじゃないので後者だろう。

一人では見ることのできない世界なんて表現をよく耳にするが

結婚もそうだし、同棲にしてもそう。

その世界を実際に味わって、自分なりの答えを出す。

・・・よく考えると、私たちクリエーターは

それを伝えるために作品を作って生きているのだと思ったけど

そうやって他人が気づかせることと、当事者が自分で考えて気づくことと

結果的にどっちがいいんだろうという疑問が浮上した。

一概にこっちとは言い難い問題だろうけど

気づかせるよう促す程度が程よい落とし所だろうか。

促した結果、あとひと押しで気づけた人なら気づくだろうし

気づけない状況に置かれてる人はどうあがいても気づかないだろうし。

ほんと次回作のテーマ、どうしたもんかなあ。