どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

安くない台詞

今回は『安くない台詞』についてのお話。

市販に出回ってるゲームやアニメを見てて

やっすい台詞だなーって思うことがある。

安いと思ってしまう台詞の特長として

・聞き飽きた台詞

・誰でも思いつきそうな台詞

・ただのキレイ事にしか聞こえない台詞

と、どれも似たようなものばかりが並ぶが

要約すれば『共感できない台詞』と置き換えられるだろう。

で、これをどう解決するかといえば答えは単純で

『実体験をもとに、その時感じたままを台詞にする』

といったものになる。

少しでも装飾しようものなら途端にうそ臭くなるが

実体験をそのまま投影する必要はなく

うまくすれば、似たような別の事象に置き換えることもできる。

言ってしまえば実体験に基づかない台詞っていうのは

得てして他人事なので、まったく気持ちが入っていないのだ。

気持ちが入っていなければ、共感しようがないので

まったく心に響かない。

こんな単純なことに気づいたのは、ほんと最近なので

知らずに書いてた忍屋の台本はもうひどいものだ。

いったいどこに共感していいのかわからないレベル。

別にハードルを下げにかかってるわけではないけど、ほんとひどい。

なので、最近書いてるサブクエストのほうが

よほど自分の実体験に基づいたことを書けてるので

むしろそちらを見て欲しい。本編ごめんよ。

・・・さて、じゃあ実体験に基づかないけど

安くない台詞を描く場合はどうすればいいのかといえば

それは『勢い』だ。

作ってる最中の勢いで自然と筆を走らせた台詞には気持ちが入る。

これは何かと言えば、自分の台詞ではなく他人事でもなく

ちゃんとその中のキャラが喋った内容ということだ。

この手の台詞はほんとに余計なものに振り回されない時にしか描けない。

なので不純物に振り回されてる忍屋にはこれも無いのであしからず。

過去作はもちろん、次回作のイナナキアにも沢山でてくれそう。

あーはやく次回作作りたいなあ。