どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

世の宝箱列伝

前々からやろうやろうと思って

まったくやっていなかった宝箱(袋ver)を作った。

やっぱり作ってよかった。

なぜか、袋バージョンの宝箱って昔から好きで

見た目からして仰々しい物は入っていないんだろうけど

置いてあること自体にちょっとワクワクする。

あと制作者側としても、そこらへんに置けるので便利がいい。

これが箱タイプの宝箱だと、どうも起きづらい場所ってのがある。

入れるアイテムの種類によって宝箱の様相を変えるのって

わりと作りての楽しみの一つだったりすると思うけど

他の作者さんはどうだろうね。

感覚的にはあれだ、アイテムを全部作ったあとで

マップに宝箱を置いていき、その中身をアイテムリストの中から

どれ入れようかなあって悩んでる時の楽しさの延長上だと思う。

宝箱といえばやっぱりゲームにおいて楽しみのひとつであるべきだし

見つけておお!ってなってくれないと意味がない。

それは見つけた時のビジュアル的な面からも大いにくるので

宝箱のデザインもかなり大事なのだ。

それは中身にも言えることで、開けた結果

『なんだこれ』とか『あぁこれか』って思われたらいけない。

『なんだこれ』っていうものの代表格は

『素材タイプ』のアイテムたち。これほんと嬉しくない。

これがあって嬉しいのは、宝箱の入れるものに困らなくなる

制作者くらいだと思ってた。

個人的に合成が好きじゃないのが一番の要因かもしれないけど。

それ単体だと何かわからないし嬉しくもない。

なので聖剣LOMの宝箱はほんと嬉しくなかった。

宝箱の見た目は聖剣3と同じ緑の金縁ですごく好きなのに

開けた結果『透明のはね』や『うつろな瞳』を手に入れた!

って出ても、無感動だったのを覚えている。

いくら開けてもそんなのばかり手に入るものだから

LOMでは宝箱を見つけても調べて開けるだけの存在となっていた。

今でこそ、その大量の副原料たちがLOMの世界観を

作るのに一役買ってたのかなと思えるけど

昔からずっとドラクエで育ってきたせいか

武器を入手!強くなった!っていう分かりやすさがよくて

それ以外が理解できなかったというのもある。

『なんだこれ』と思わせるにしても

合成のない世界で、合成っぽい謎のアイテムが手に入ったら

『お、なんだこれ・・・』って疑問を抱かせられるだろう。

あとは薬草やポーションといったアイテムも

後半で宝箱に入ってたら、別に嬉しくないから

『あぁこれか』で済まされるかもしれないが

同じアイテムでも、例えば手に入るダンジョンが

MP禁止のダンジョンとかヒーラーのはぐれたあとで

回復手段がないところでの薬草は嬉しいだろう。

『お、ここでこれは嬉しい』って思わせないと効果半減。

全部が全部そうしろっていうわけでは、もちろんないけどね。

宝箱について考えるのも、なかなか骨が折れそうだ。