どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

ゲーム作りのある生活

毎日苦しみながらゲームを作ってて思うことがある。

『もしゲーム作ってなかったらどうだったか?』

結論からいえば、きっとつまらない日々になっていただろう。

仕事を終えて帰宅したら、TV番組を見ながらご飯をたべて

歯みがいて風呂入って寝るだけ。

少しばかりゲームで遊んだりもしたかもしれないが

そんな何かが抜け落ちたような毎日だったことは想像に難くない。

昔から受け身だけの生活っていうのは耐えられなかった。

幼少の頃、毎日のように飽きもせず漫画ばかり描いてて

ろくに完成もさせず、数ページ描いては飽きて次の漫画を描く。

そんなことばかりしていた。

中学生からはツクールのタイトルこそ変わっても

ずっとゲーム作りをしていた。

そう考えると、ある意味これが自分の日常なのかもしれない。

昔はずっと楽しかった・・・なんて思い出がある。

休日、お昼ごはんを食べて、コンシューマのツクールを

起動させにことが楽しみで楽しみで仕方なかった時期を

たしかに覚えている。

今考えると恐ろしい話だ。

VXのテストプレイ起動が遅いとか言ってたけど(実際遅いけど)

コンシューマツクールに比べたらなんと楽になったことだろう。

そもそもPS2起動も、データロードも、テストプレイも全部遅い。

文字を打つのも全部コントローラで1文字ずつ打ってたにも関わらず

文句ひとついわずにひたすら作ってた記憶がある。

それが今じゃどうだって話は、前にも散々したので割愛するけど

またあの頃の記憶を味わいたいと願ってしまう。

しかし、それも無理な話だ。

結婚すれば一人暮らしの生活が戻ってこないように

一度素材を一から作る手法に手を出してしまったからには

もうあの楽しかったゲーム制作は戻ってこないのだろう。

悲しいことではあるが、また違った楽しさを見つけるしかない。

人生何においても、そうすることで先へ進むしかないのだ。