どこここブログ

10年以上続くナナブルクの日記

メイズランナー

メイズランナー見てきました。

 

(レイトショー1300円)

 

この手の掴みが面白そうな作品は、だいたい最初だけ面白くて

後半グダるのが目に見えてたんだけど

わりとB級は嫌いじゃないので見てきた。

 

総括すると『CUBE』と『進撃の巨人』を足したような作品。

 

以下ネタバレあり。

 

何の予備知識もない状態で、まったく期待せずに見始めたら

開始5秒で最高に萎える展開に。

 

何かって

『映画の終わりにPart2の映像あるから見てね』

的な字幕がでた。

 

うわぁ、1作品で完結しないのかよと。

 

これならまだ白●士物語みたく

最後の最後で未完成作品でしたってほうがまだマシである。

いや、マシかどうかはあやしいけども。

 

実際、見てみたら序盤~後半ちょい手前までは面白かった。

予想以上にいい出来で、ほんとに楽しめた。

疾走感もあるし、ドキドキするし、集落の設定もいい。

多少無理がある設定がいくつかあっても

まあ目をつむるかと思える程度には面白かった。

謎を解き明かしていく感じもすごくうまかった。

ミンホかっこいい。

 

で、肝心のクライマックス。

 

メイズを抜けた先で研究員たちが死んでる演出もよかった。

お、こっちでもなんか事件あったのか!ってなる。

 

ここで一話完結で終わるような、なおかつ

そこまで規模を広げない展開にもっていければ

いい作品だったなあで終わったんだろうけど実際は違った。

 

メイズ抜けた先で映像が流れて

『実は太陽フレアがうんぬんで地球がやばい』

とか言った挙句に

『ついでにウィルスも蔓延してさらにやばい』

と伝えられて、見てる側としては

 

うわぁ・・・このパターンか。

と思ってしまうほかない。

 

そしてスタッフロール。

 

長いスタッフロールの最中

冒頭でネタバレくらったPart2のタイトルは

メイズ抜けたのにメイズランナー2なのか?と思ってたら

『ザ・スコーチ・トライアルズ』だった。

メイズどこいった。

 

あとメイズで主人公たちを追い回してた敵の設定も無理があったし

世界規模になんかなってるのもいろいろ無理があったし

いやそんな地球規模で大惨事になってるのに

呑気に巨大なメイズ作ってる余裕あったの?ってなる。

極限状態つくるなら他にやり方いろいろあったろう。

 

前々から言われてきたことだけど

箱庭タイプから始まる物語は、下手に規模を大きくすると萎えやすい。

規模を大きくしたいなら序盤に規模の大きいなにかしらの情報を

視聴者に与えておくと効果的かも。とかそんなところか。

ゼノギアスでいうOPムービーで意味不明な宇宙戦争を映すとか)

 

そんなこんなで色々勉強になる作品だった。