劇場版ドラゴンボール『復活のF』を見てきた。
前回のバーローと違ってまじめに感想かくので
ネタバレ嫌な人はスルーしてください。
総合的な満足度でいえば50%くらいの作品。
たぶん足りない50%はテンポ、演出面なのかなあといった印象。
でも随所にあったいろんなシーンはファンには嬉しいものが多くて
やっぱりドラゴンボールの世界はいいなあと。
原作が終わっても、ちゃんと原作者が媒体を漫画から映画に変えて
同作品の続きを描いているというところが本当にすごい。
GTはなかったものとして、ちゃんとみんなZの世界で生き続けてる。
長く続いてる作品って、原作者が早々に関わってなかったり
原作者がいても、意見の相違で視聴者から見て
『それだけはやってほしくなかった』といった作品も少なくないが
ドラゴンボールにはそれが未だにないのがすごい。
ブルマはいつになっても誰よりもタフで性格も若い頃からブレてない。
破壊神を相手にしても挑発できるのは彼女だけだろう。
セル編の悟飯を知ってるだけに、毎度噛ませになってる彼を
視聴者は大半はあまり良くは思ってないかもしれないけど
結局はそれだけ平和な日々が続いて、ひとつの家庭を築いた
結果なんだろうなと思えば、理由もなく強いままってよりも
よほど信ぴょう性があるしリアルだ。
は、すでに定型文化しつつあるが、ヤムチャが置いてこられて
亀仙人が参戦しているのはファンサービスなのかな?
『その気になればもともとあれくらいは戦える』らしい。
亀仙人って全盛期でも350くらいの印象だったけど
ドドリアさんレベル(2万超)の軍と互角に戦えるとはこれいかに。
とはいっても、もはや戦闘力の矛盾なんてあってないようなもんだし
原作者がそうだといえばそれが全てだから気にすることではない。
途中、一瞬だけ亀仙人とクリリンが一緒に戦ってるシーンがあって
泣きそうになった。今回の個人的な泣き所はここくらいかなあ。
見る前からずっと気になってた、なんでフリーザが
破壊神レベルの悟空と互角に戦えるのかという疑問は
そこまで疑問には思わなかった。
『フリーザはもともと天才だった→修行した→強くなりました』
そんなところ。
たしかにまったく修行してない生まれながらの天才53万が
悟空と同じように修行すればそんだけ強くなりそうだなと。
ちゃんと悪役として悪役してたところもブレずによかった。
ベジータは3をすっ飛ばして『超サイヤ人ゴッドSS』になれてたし
今度はさながら『神のバーゲンセール』といったところか。
まあ神ならデンデのころからゴロゴロいた気がするけど。
光線銃のくだりや、時間巻き戻しとか、色々それはどうなんだと
思ったシーンもあったけど、あの世界ならなんでもありだろうなあ。